ボルボ 新型 XC90 海外試乗レポート/桂伸一(5/5)

  • 筆者: 桂 伸一
  • カメラマン:ボルボ・カー・ジャパン/桂伸一
ボルボ 新型 XC90 海外試乗レポート/桂伸一
ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」D5(環境対応エンジン「Drive-E」クリーンディーゼルモデル) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴スーパーチャージャー+ターボ) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴スーパーチャージャー+ターボ) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴スーパーチャージャー+ターボ) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴スーパーチャージャー+ターボ) 海外試乗レポート/桂伸一 ボルボ 新型「XC90」T6(新世代パワートレイン「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴スーパーチャージャー+ターボ) 海外試乗レポート/桂伸一 画像ギャラリーはこちら

ボルボが考える最強プレミアムSUVの答えは「プラグインハイブリッド」だった

ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」T8[PHV](「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴ツイン過給+プラグインハイブリッド) 海外試乗レポート/桂伸一

プレミアムSUV界は、V12やV8やV6のようにマルチシリンダーがメインストリーム。エンジンパフォーマンスやサウンドを含む、個性に魅力がある事は間違いない。そんな中でXC90最強のT8はT6+PHV。ボルボが推奨するドライブEは2リッター 4気筒のダウンサイジング過給がメインで、そこにPHVを組み合せた「T8」こそが時代の先端をいく

V6やV8の上質で刺激的なサウンドがない代わりに、ボルボXC90 T8には無音のEV走行ができる。距離にして40km、市街地ではバッテリー残量がある限り極力モーターで進む快適でストレスのない走行シーン。この巨漢が無音で進むのはある意味不気味だが、新鮮。残量さえあれば郊外に出ても100km/hオーバーまでEVのまま行く事も可能。エンジンが加われば4気筒サウンドだが、音よりも先にクルマが進む異次元体験がフル加速では味わえる。

ボルボ 新型「XC90」T8[PHV](「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴ツイン過給+プラグインハイブリッド) 海外試乗レポート/桂伸一

ヒョイと200km/hオーバーまで誘う凄まじいダッシュ力に戸惑いつつ、路面からの入力に対してどこにも逃げのない、サスとシャーシの剛性の高さは操作が正確に決まる。とても20インチ、21インチを履いているとは思えない足元の引き締まり感と乗り味の滑らかさは、オプションのエア・サスペンションの威力。ハードコーナリングでも低重心感から、上体が大きく傾くこともなく安心、安定。ただ、板バネを横置きにした標準のリアサスペンションの乗り味に興味がわくが、試乗車はすべてエアサスだった事は残念。

待ち遠しいが、日本への導入はもうしばらく先か

ボルボ 新型「XC90」T8[PHV](「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴ツイン過給+プラグインハイブリッド) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」T8[PHV](「Drive-E」直4 2.0ガソリン 直噴ツイン過給+プラグインハイブリッド) 海外試乗レポート/桂伸一

ハイブリッドシステムによる回生ブレーキのフィールは、ペダルフィールはほぼ自然な感触で減速から停止に持ち込める。「プリウスよりはいい」とリップサービスすると、それまでに各国のジャーナリストに酷評されていたのか「回生のフィーリングやPHV表示のメーターについても、量産までに改善する!!」と力強く担当エンジニア氏は語る。

ちなみにボルボXC90 T8のデータは、0-100km/hが5.9秒!! 最高速230km/h、2.5L/100Km、(40km/L)、CO2は59gに抑えられる。

今年のボルボは話題満載。日本へはドライブEの新エンジン導入で話題が続き、XC90が上陸するまではまだ1年近くを要するようだ。次世代ボルボのさらに進んだ安全装備とともに、大型SUVオーナーは落ち着かない日々が続くだろうが、期待を裏切らない一台だと思う。

[レポート:桂伸一]

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ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一ボルボ 新型「XC90」(「Drive-E」) 海外試乗レポート/桂伸一
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桂 伸一
筆者桂 伸一

1982年より雑誌「OPTION」誌編集部員からレーシングドライバーに転身!!92~93年はR32 GT-RでN1(現スーパー)耐久シリーズチャンピオン。近年はドイツ・ニュルブルクリンクで開催される24時間レースに、アストンマーティン・ワークスカーのドライバーとして参戦。2度の優勝を飾る。日本ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、日本カーオブザイヤー(COTY)選考委員、ワールドカーアワード(W-COTY)選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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