ボルボ 2014モデル(6車種)新型車速報 ~デザインを一新し、安全装備も充実~

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ボルボ 2014モデル(6車種)新型車速報 ~デザインを一新し、安全装備も充実~
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(左から)ボルボ・カー・ジャパン アラン・デッセルス代表取締役社長  / ボルボ ・カー・コーポレーション シニアセーフティマネージャー ヤン・イバーソン氏 ボルボ・カー・ジャパン アラン・デッセルス代表取締役社長

ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボ60シリーズ(S60、V60、XC60)、V70、XC70およびS80の商品改良を実施し、さらにXC90の一部仕様を変更し、2014年モデルとして本日より販売すると発表した。

今回の2014年モデルは、ボルボ全8モデルのうち、6モデル(S60、V60、XC60、V70、XC70、S80)がフェイスリフトを実施し、変更箇所は実に4,000か所以上に及び、モデルイヤーチェンジとしては過去最大の規模となった。

60シリーズ(S60、V60、XC60)は、今年の2月に発表・発売し、売り上げが好調なV40シリーズに共通する「モダン・スカンジナビアン・デザイン」をより強調した上質なデザインに一新され、S60、V60は、ロー&ワイドで個性的、XC60はラグジュアリーで都会的な印象に仕上がっている。

V70、XC70、S80においては、ラグジュアリー・テイストの向上を主眼に改良が加えられ、V70はエレガント、XC70は個性的、S80は洗練されたイメージが強調されている。

また、S80、XC90にはトップ・オブ・ザ・ラインとして”Executive”がラインナップに加わり、ブランド力の向上が図られている。

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ボルボ XC60

「2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロにする」という「ビジョン2002」の実現に向けて事故を起こさないクルマを設計することを目標にしているボルボだが、2014年モデルに新しい安全技術として「歩行者およびサイクリスト検知機能付き追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」(以下「サイクリスト検知機能」)が導入されることになった。

昨今のスポーツやレジャー、また通勤などで自転車に乗る人が増えているが、マナー違反が原因の事故や同じ車道を走る自動車との接触・衝突事故の危険性も大きな社会問題となっている。

自動車と自転車の事故について、「衝突事故」の致死率が「出会い頭」などの事故に比べて圧倒的に高くなっているという。

ボルボ XC60

交通事故全体における自転車事故の比率は2割以上を占めており、そのうちの約8割が車との接触・衝突によるものというデータも(警視庁 平成24年度統計)。

そこでボルボに新たに搭載される「サイクリスト検知機能」が自転車事故の減少に一役買うことが期待されているというわけだ。

「サイクリスト検知機能」は、フロントグリル内に埋め込まれたミリ波レーダーやフロントガラスに装着されたデジタルカメラと赤外線レーザー、コントロールユニットにより構成されている。

ボルボ XC60ボルボ V60

ミリ波レーダーは前方の障害物を検知して、その位置と物体までの距離をにに計測し、デジタルカメラは物体の種類を識別、レーダー(ロングレンジ、ワイドレンジ)が幅広くスキャンすることにより、歩行者と自転車の検知を容易にすることが可能になった。 また、高解像度カメラが緊急時に止まるべき自動車、歩行者、自転車を識別し、コントロールユニットが交通状況を監視・判断することで不測の事態にも対処できるようになっている。

この「サイクリスト検知機能」はクルマと同じ方向に走っている自転車が突然クルマの進路内に入り、衝突が避けられないと判断した場合、運転手に音と光での警告を発すると同時に自動でフルブレーキを作動させ、衝突を回避、または軽減することができるのだ。

車両速度50km/h以下で、自動車との速度差が15km/h未満の場合は衝突を回避し、速度差が15km/h以上の場合は衝突したとしても被害を軽減することができる。

ただし「サイクリスト検知機能」は、「検知できる自転車は大人用で地上70cm以上の高さにリア・リフレクターが装備されている」、「同じ方向に進む自転車を真後ろからのみ検知する」、「時速4kmから80kmの間で作動する」など、作動するためにはいくつかの条件が必要になるのでご注意いただきたい。

なお、この「サイクリスト検知機能」はセーフティパッケージとして、XC90を除くモデル(V40、S60、V60、XC60、S80、V70、XC70)に装着することができる。

ボルボ・カー・ジャパン アラン・デッセルス代表取締役社長

ここ最近は軽自動車やコンパクトカーにおいても、緊急時に自動停止したり、衝突を回避するような安全機能が盛り込まれており、クルマを購入する際の選択肢の1つとして注目されている。

とはいえ、クルマの性能に頼りきりになるのではなく、クルマを運転するときも自転車に乗る時も、また歩行者として道を歩くときも、交通ルールを守って事故のないように心掛けることも大切だと感じた。

[ レポート&Photo:オートックワン編集部 ]

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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