北海道~東京1300キロ、ボルボ V90 クロスカントリーで”移動の自由”を満喫する旅へ(2/3)

北海道~東京1300キロ、ボルボ V90 クロスカントリーで”移動の自由”を満喫する旅へ
VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ 画像ギャラリーはこちら

初夏の息吹を感じながら・・・北海道の雄大な自然を満喫する250kmの”ショートトリップ”

ここから1日目の宿泊先となる函館までは約250km、時間で約4時間弱と言った感じだが、そのまま高速道路を走るのはつまらないので、一般道をメインに走行を行なう。ちなみに今回はドローンオペレーターである編集部Mも同行しているので、道中に抜けのいい景色のいい場所も欲しい・・・と言うことで、絶好のシチュエーションを発見。ここで撮影をしながら函館入りと言うコースをセレクトした。

一般的に「ボルボは長距離走るといいよね」と言われるが、それは裏を返せば、「ちょい乗りでは良さが解りにくい」であった。確かにフォード傘下で他のモデルとプラットフォームを共有していた頃のモデルを振り返ると、第一印象は「足、硬め」が多い。ただ、それは不快な硬さではなく、安心/安全のための硬さであることは、距離を重ねるごとに実感できる物だった。例えるならば、乗った瞬間から「おっ!!」と感じる“先味”がいいクルマに対して、後からジワジワ来る“後味”がいいクルマ・・・と言うイメージだった。

VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ
VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ

しかし、今回のV90クロスカントリーをはじめとする新世代ボルボは“先味”もいいのだ。心地よいダルさを備える滑らかなステアリング、しなやかに路面を捉える足の動き、ゆったりしているのに芯がある乗り味など、走りの動的質感が非常に高い。

ただ、大きめの段差ではドーンとショックを感じてしまうのは、大径タイヤ(235/50R19)&ホイールの影響もあるのかもしれない。見た目のカッコ良さも大事だが、欲を言えばV90クロスカントリーのキャラクターを考えると18インチにインチダウン、もしくはオプションの電子制御ショックアブソーバー「ドライビングモード選択式Four-Cアクティブパフォーマンスシャシー」+「電子制御式リア・エアサスペンション」(+200,000円)をセレクトしたほうがいいかも。

4気筒・2リッターターボとは思えない滑らかなエンジンフィーリング

VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ
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撮影ポイントへ向かうワインディング路に入る。V90より55mm車高が高いが重心の高さはほとんど気にならず、まさに「目線の高いV90」と言った印象だ。ただ、目を三角に走ると言うより6~7割の力でサラッと流して走るのが似合う。SPAの基本性能の高さはもちろん、車高を上げてもアーム角が適正のジオメトリー、フロント35mm/リア25mmのトレッド拡大の効果や、巧みなロール制御のサスペンションのおかげだろう。ちなみにボルボは7000~1万kmくらいで足回り各部の渋さが取れてくるが、今回の試乗車の距離は7000kmを超えたくらいだったので、ちょうどいい塩梅だった。

254ps/350Nmの「T5」2リッターターボは数値以上に感じる実用域トルクの太さとターボラグを感じさせない滑らかなフィーリング、レスポンスの良さが印象的で、8速ATの巧みな制御も相まって、ワインディングでも1850kgの重さを感じることはなかった。ただこの車格を考えると、、エンジンサウンドはもう少し音質にこだわってほしいな・・・と。

さて、せっかくの撮影ポイントへ到着するも、雨と霧で全く撮影にならず(泣)。ただ幸いにして翌日の天気予報が晴れとのこと。気持ちを切り替えて、早朝にリベンジすることにして、我々ロケ隊は本日のゴール、函館へ一路・・・と思いきや、編集部Tが「ちょっと小腹がすきまして・・・」と言うことで、北海道のご当地ハンバーガーである「ラッキーピエロ峠下総本店」に緊急ピットイン。食レポは再び編集部Tへ託します。

函館のローカルチェーン「ラッキーピエロ」の魅力はハンバーガーだけにあらず

VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ
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再び編集部Tです。ラキピの愛称で知られるローカルチェーンのラッキーピエロ。実はハンバーガーだけではなく、他のメニューも充実しています。中でもここ峠下総本店では、カレーにオムライス、ミートスパゲティ、とんかつ、焼きそばからピザまで幅広くラインナップしているのです。

とはいえ同行の皆さんは未食とのことでしたので、基本のチャイニーズチキンバーガー(松・チーズ入り)400円。あとをひく旨さがありますねー。

わたくしも(実は未食だった)オリジナルの自家製函館ミルクカレー、人気ナンバーワンのチャイニーズチキンカレー 700円を頂くことに。家庭風のもったりさが懐かしい。甘みある懐かしい感じのカレーでした。上に載る鶏の唐揚げは北海道産の鶏肉を使用しています。奇しくも今日はお昼・晩ともに北海道のザンギ文化を体感した1日となりましたね。満足満足・・・ごちそうさまでした。

◎ラッキーピエロ 峠下総本店

■住所:北海道亀田郡七飯町峠下337-11/電話:0138-66-6566/営業時間:10:00~24:30(土曜日のみ25:30) ※ラッキーピエロは函館市を中心に17店舗を展開 [Webサイト:http://luckypierrot.jp/ ]

美しくエレガントなスタイリングは、日本の風景にも上手く溶け込む

VOLVO V90 Cross Country T5 AWD 北海道→東京 長距離試乗レポート/山本シンヤ
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ホテルに入る前に、金森赤レンガ倉庫で1日目最後となる夜景の撮影。

V90シリーズは、従来のボルボ60シリーズ辺りが標榜するスポーティ路線からエレガント路線へと華麗なる転身を遂げたのはもちろん、横置きFFレイアウトながらもFRのようなプロポーションで、シンプルで機能的だが素直にカッコいい。特にV90クロスカントリーは、フェンダーエクステンションやスキッドプレート付きのバンパーによる専用エクステリアにより、より“イイモノ感”が強くなっている。輸入車は個性的で味濃い目なクルマも多いが、ボルボはまさに「控えめな美学」と言った印象。日本の風景にも上手に溶け込んでいる気がした。

その一方で「ボディサイズが大きい」と言う意見もあるが、V90/S90と同クラスのライバル(メルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6)と同等サイズ。もちろん、ボディサイズの割には取り回し性もいいので運転は楽だが、都心部では駐車場を含めて辛い部分もあるだろう。サイズが気になる人は、近い将来登場予定の次期V60/S60まで待ったほうがいいだろう。

と言うわけで、1日目の撮影を終了させホテルに到着。明日7時40分の青函フェリーに乗る前に、初日のリベンジ撮影をするには、出発は朝4時! 「すぐ寝なきゃ」と思いつつも、美味しいお酒とともに、函館の海の幸をシッカリといただきました。はるばる来たから・・・ね(笑)。

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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