安全だけのクルマじゃない!?ボルボがWTCC世界ツーリングカー選手権で大健闘!!(2/2)

  • 筆者: 山本 シンヤ
  • カメラマン:ボルボ・カー・ジャパン/ホンダ
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ボルボvsホンダの熾烈な戦いを制したのは!?

オープニングレースはまさにボルボVSホンダのし烈な戦いと言った感じで、キャッツバーグ/ジロラミ選手どちらもシビックとの接触によりドライブスルーペナルティ……。ビヨーク選手も全てのコーナーでぶつけ合いしていたかも……と思えるくらいの激しいバトルを繰り広げて4位を獲得。

メインレースは雨量が多くなったことからセーフティカースタート。オープニングレース同様にボルボvsホンダの戦いとなったが、雨は更に激しくなりセーフティカーが出動、10周目で赤旗終了となったが、キャッツバーグ選手が2位、ジロラミ選手が3位、そしてビヨーク選手が4位を獲得した。

この結果、ビヨーク選手はドライバーズランキングトップのままだが、2位とは16.5ポイントと差を引き延ばしたが、この差ではまだ安心はできない。残りは難関の公道サーキット「マカオ」と中東の「カタール」の2戦だが、果たして、2017年の目標は達成できるだろうか?

モータースポーツ直系モデルS60/V60ポールスターがいよいよファイナルへ

ちなみにボルボがツーリングカーレースにこだわるのは、レースカーと市販車が密接に連携しているからである。モータースポーツで培った技術やノウハウをフィードバックしたのが、「ポールスターコンプリートカー」、「ポールスターパフォーマンスパーツ」だ。

>>ボルボ S60/V60 ポールスターがついにファイナルモデル!日本限定50台・シリアルナンバー入りで発売

その一台が「S60/V60 Polestar」だ。これまで2015/2016モデルが発売されてきたが、今回の2017モデルがファイナルモデルとなる。367ps/470Nmを誇る専用チューニングのDrive-E「T6」エンジン、スポーツ+モード付の8速AT、オーリンズ製ダンパーやブレンボ6ポッドキャリパー付ブレーキなどの機能は変更ないが、新たにカーボン製エアロパーツをプラス。個人的には見た目ももう少し差別化したほうがいいと思っていたので嬉しいアイテム追加である。

また、シリアルナンバー付のフロントスカッフプレート、新表皮やステッチとスウェーデン国旗があしらわれたスポーツシート、ダイヤモンドカット/グロッシー仕上げのアルミホイール、ノイズ低減機能がプラスされたミシュラン・パイロット・スーパー・スポーツなど、細かい部分にも手が入っている。

ちなみに世界限定1500台だが日本へはS60 Polestarが20台、V60 Polestarは30台が割り当てられる。

すでにポールスターは電動ハイパフォーマンスブランドになることを宣言しているため、“モータースポーツ直系”と言う意味では、最後のモデルになるかも!? 

価格はS60ポールスターが859万円、V60ポールスターが879万円だ。

「羊の皮を被ったボルボ」お買い得でスポーティなV40がすごい

更に日本で最量販モデルとなっているV40にもスペシャルなモデルを用意。

>>ボルボ、ポールスターのスペシャルパーツを装着したV40限定モデルを販売

D4 Rデザインにポールスターパフォーマンスパーツをプラスした「D4 R-DESIGN tuned by Polestar」だ。「パフォーマンス・ソフトウェア(190ps/400Nm→200ps/440Nm)」「パフォーマンス・エキゾーストセット(エキゾースト&リアディフューザー&エアフィルター)」、「シャシーセット(ショックアブソーバー&スプリング)」、「パフォーマンス・タイヤ&ホイールセット(235/35R19+アルミホイール」を追加し、コンプリートカー相当に仕上げられている。単品装着よりもかなりお買い得な設定になっている。

ちなみに価格は499万で限定50台となっている。

この二つの特別なボルボは走りと快適性の高バランスにはビックリで、まさに「羊の皮を被った狼」のようなモデルに仕上がっているので、ぜひご賞味あれ!!

[レポート:山本シンヤ]

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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