メルセデス、BMW(ミニ)に続くディーゼル第三の刺客は「ボルボ」だ!
- 筆者: 国沢 光宏
いよいよ「ボルボ」もクリーンディーゼル車を日本導入へ!
ユーロ6、BIN5と並び世界で最も厳しい規制である「ポスト新長期規制」を乗用車でクリアするのは技術的に難しい。だからこそ、売れるとわかっていても日本勢はマツダしかディーゼルエンジンを出せていないのである。
そんな中、今年の秋から続々とディーゼルエンジン搭載の輸入車が入ってくる。メルセデス・ベンツ、BMW(ミニ)に続く3つめのメーカーになると思われるのは「ボルボ」だ。
日本に入ってくる新世代ディーゼルに試乗したので紹介しよう。
高い動力性能を持つ「D4」、さらに安全装備などを考慮すれば他モデルよりも魅力的に
乗るとどうか?
驚くのがV40のD4搭載車。普通、VWゴルフなど属すCセグメントは、1.6リッター110馬力くらいのディーゼルエンジンを組み合わせる。高性能バージョンで150馬力くらいだ。
D4だと完全にオーバースペック。当然のように速い。ほとんどスポーティモデルといった感じ。考えてみれば180馬力/240Nmの1.6リッター直噴ターボだって十分な性能を持つ。
一般的にディーゼルは最高出力でガソリンより低いのに、D4は全てガソリンエンジンのスペックを上回っているのだから速くて当然か。V40のD4搭載モデルの場合、スポーツグレードという位置付けか?
60シリーズのD4搭載車もパワフル。BMW 320dや、これまた年内に入ってくると言われるメルセデス・ベンツ Cクラスのディーゼルと同等のパフォーマンスを持つ。
自動ブレーキなど事故を未然に防ぐ装備が全て標準で付いてくることを考えると、魅力的な存在かもしれない。
XC60は最もディーゼル向きかもしれない。このクラスのSUVになると燃費が伸び悩む。だからこそレクサス NXなどハイブリッドが売れている。D4ならハイブリッド車と同等の燃料コストで済む上、動力性能は圧倒的。
気になる価格だけれど、ガソリンモデルの35万円高くらいか!?
この記事にコメントする