ボルボ 新パワートレーン搭載 60シリーズ(S60/V60/XC60)新型車速報

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ボルボ XC60,V60,S60エクステリア

ボルボカージャパンは、力強く滑らかな走りと高い環境性能を実現したボルボの新世代パワートレーン「Drive-E(ドライブ・イー)」の2.0リッター4気筒直噴ターボ「T5エンジン」を、ボルボ60シリーズ(S60/V60/XC60)に搭載し、2月20日より発売を開始した。

価格(消費税込)は、「XC60」4,990,000円~6,990,000円、「S60」3,790,000円~6,190,000円、「V60」3,990,000円~6,390,000円。

トップクラスの出力と環境性能、新世代2.0リッター4気筒直噴ターボエンジン

ボルボ 新型 XC60 T5 SE[「DRIVE-E」搭載・2014年モデル]

新世代パワートレーンDrive-Eの第1弾として、市場導入を果たす新開発のガソリン2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンは、クラストップレベルの燃費と出力性能を実現。出力およびトルクは245ps/350Nm(35.7kg-m)で、従来型のT5エンジンと比べ5ps/30Nm向上を達成しながら、JC08モード燃費は従来比23%改善となる13.6km/L(XC60)を達成している。

ガソリン直噴エンジンとしてクラストップの燃圧20MPaを実現した高圧インジェクター、エンジン内部の摩擦低減、オイルメーカーとの共同開発による専用低摩擦エンジンオイル、可変制御オイルポンプ、電動ウォーターポンプ、高性能ターボチャージャーの採用など主要コンポーネントの効率化を図り、ドライバビリティと燃費の改善を図っている。その結果、XC60 T5はボルボ初の100%減税対象に、S60 / V60 T5では75%減税対象となる。

ECO+モード(省燃費走行モード)

T5エンジン搭載車では、ボルボ初の省燃費走行モード「ECO+(エコプラス)モード」が選択可能。ECO+モードを選択すると、トランスミッションのシフトポイント、エンジンレスポンス、エンジンStart/Stop機能の最適化に加え、トランスミッションとエンジンとの接続を自動的に切り離し、車両の慣性エネルギーを効率よく利用するECO COAST(エココースト)機能を効率的に制御し、燃料消費量を制御する。

ECO+モードではエンジンStart/Stop機能もより燃費を重視した専用モードとなり、減速時に車速が7km/hにまで低下した時点でエンジンが自動的にストップ。また、65km/h~140km/hで走行中にアクセルペダルから足を離すとECO COAST機能(惰性走行モード)となり、アイドリング時のエンジン回転で、燃料消費を最小限に抑えながら走行する。ECO COAST機能で走行中にアクセルペダルまたはブレーキペダルを踏むとECO COAST機能は一時的にキャンセルされ、再びペダルから足を離すとECO COAST機能が再起動する。

8速ギアトロニック付オートマチックトランスミッション(スポーツモード付)

ボルボ 新型 XC60 T5[「DRIVE-E」搭載・2014年モデル]用 アイシンAW製8速オートマチックトランスミッション(カットモデル)
ボルボ 新型 XC60 T5[「DRIVE-E」搭載・2014年モデル]用 アイシンAW製8速オートマチックトランスミッション(カットモデル)

新エンジンには、新たに8速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。従来の6速ATとほぼ同じ大きさのまま、上下に2速のギアを追加し、よりワイドレンジなギア比を実現。これにより鋭い発進加速と滑らかな変速を実現している。

さらに高速巡航中は高いギア比によってエンジン回転数を低く抑えることが可能。8速ギア/100km/hで走行中のエンジン回転数はわずか1500rpmで、低燃費と高い静粛性を実現している。

電動式パワーステアリング(EPAS)-S60/V60 T5 モデル

S60/V60 T5は電動式パワーステアリング(EPAS)を採用。従来の電動油圧式パワーステアリングと比較し、より軽量かつ低負荷となるため、燃費の向上につながる。また、EPASの導入によりLKA(レーンキーピングエイド)、縦列駐車支援機能パークアシストパイロットが選択可能となった。

XC60シリーズ

ボルボ 新型 XC60 T5 SE[「DRIVE-E」搭載・2014年モデル/ボディカラー:トワイライトブロンズメタリック(特別色)]

クロスオーバーのXC60シリーズでは、新デザインのヘッドライト、フレームレスのワイドなフロントグリルと水平ラインを強調したクロームトリムにより、ワイド感を強調。さらに、ヘッドライト下部には印象的な縦型のLEDポジションライトを配置、伝統的なVシェイプを強調させた新ボンネット形状により、SUVらしい逞しい存在感を表現している。

Drive-Eパワートレーンを段階的に導入していく戦略の第一弾として新T5エンジン搭載モデルを投入し、「T5」、「T5 SE」と「T5 R-DESIGN」をラインナップに設定。さらに、直列6気筒ターボ「T6」エンジン搭載モデルには、AWDのエントリーモデルである「T6 AWD」を新たに追加、600万円を切る戦略的価格を設定している。

新T5エンジン、新開発の2.0リッター4気筒直噴ターボは180kW(245ps)/350Nmを発揮。新開発の8速オートマチックとの組み合わせで、従来型T5エンジンに比べて、5ps/30Nmの出力向上を果たしながらも、JC08モード燃費は23%改善となる13.6km/L(T5 SE)を達成。車両重量も従来モデル(T5 SE)比で20kg軽量化し、XC60 T5モデルは、エコカー減税100%減税対象となっている。

標準装備アイテム「T5 SE」

シティセーフティ/T-Tec/テキスタイルコンビネーションシート /フロントパワーシート&シートヒーター/本革巻/シルクメタルステアリングホイール/パドルシフト/速度感応式パワーステアリング(3段階レベル調整機能付)/PCC/キーレスドライブ/ラゲッジフロアステンレストリム/パークアシストリア/アクティブベンディングデュアルキセノンヘッドライト/ダークティンテッドガラス/インテグレーテッドルーフレール(シルバーカラー)/18インチアルミホイール

S60/V60シリーズ

ボルボのダイナミックなスポーツセダン/スポーツワゴンがS60 /V60である。昨年、デビュー以来初となる外装デザインの大幅な変更が実施された。今回、新たにT4とT6 AWDの間にDrive-Eパワートレーン、T5エンジンを搭載する「T5 SE」と「T5 R-DESIGN」をラインナップに追加設定し、商品力強化を図っている。新開発の2.0リッター4気筒直噴ターボエンジンは180kW(245ps)/350Nmの高出力を発揮しながらも、JC08モード燃費は、14.6km/l(S60)、14.4km/l(V60)を達成し、それぞれエコカー減税75%減税対象となっている。

標準装備アイテム「T5 SE」

シティセーフティ/速度感応式電動パワーステアリング(3段階レベル調整機構付)/T-Tec/テキスタイルコンビネーションシート/運転席パワーシート&フロントシートヒーター /シマ-グラファイトアルミニウムパネル/アラームシステム/クルーズコントロール、DVDビデオプレーヤー/RTI:HDDナビゲーションシステム/パークアシストリア/アクティブベンディングデュアルキセノンヘッドライト/17インチアルミホイール Rex 7Jx17

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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