ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD 試乗レポート/今井優杏(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:オートックワン編集部/ボルボ・カー・ジャパン 撮影協力:フォレスターナ軽井沢
専用内外装に加え、心強い走破性も手に入れる
日本導入モデルには、先に発表されたV40 T5 R-DESIGNと同じ2リッター5気筒ターボエンジンが搭載されるのだが、駆動には車名の通りAWD(All Wheel Drive、つまり4輪駆動)がセレクトされた。
また、オフロード性能としてはヒル・ディセント・コントロールが付く。これは近年のオフロードモデルには必ず採用される人気の電子デバイスで、急勾配の坂道を下るときに自動的にアクセル開度をコントロールし、安全な徐行速度(ボルボでは10km/h以下)にキープし、坂道を通過出来るというもの。
クルマが勝手に速度コントロールをしてくれるので、ドライバーはアクセルペダルはおろか、ブレーキペダルからも完全に足を離して、ただハンドル操作だけに集中すればいいというシロモノで、山道や雪道などでその威力を大いに発揮する。
他にはクロスカントリー専用インテリア(シートなどに施されたステッチやツートンカラーシート)、専用17インチホイール、アウトドアを予感させるルーフレール、そして30mmの全高アップがなされている(最低地上高+10mm、シートポジション+30mm)。
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