熟成の旨み、これぞベスト「V40」/ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ] 試乗レポート(3/3)

  • 筆者: 森口 将之
  • カメラマン:阿部昌也/ボルボ・カー・ジャパン
熟成の旨み、これぞベスト「V40」/ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ] 試乗レポート
ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之 画像ギャラリーはこちら

デビューから約3年、さらにボルボらしさが増した新型V40

ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之

今回は東京都内の試乗だったので、高速性能やハンドリングなどをチェックすることができなかったけれど、3年前のデビュー時に比べると、いろんな部分が熟成されて、ボルボっぽくなったと感じた。

日本仕様のV40は、当初はハードなダイナミックシャシーを装着していたが、2014年にやや穏やかなツーリングシャシーに切り替わり、乗り心地が向上した。同時にT5の2リッターエンジンは直列5気筒から新世代の「Drive-E」(ドライブ・イー)直列4気筒にスイッチ。翌年はクリーンディーゼルD4投入に続き、ベースエンジンとしてガソリン1.5リッター4気筒ターボのT3が加わった。

といっても、T3とて152ps/25.5kgmと、自然吸気で言えば2.5リッター級を発生するので、どんな場面でも1480kgのボディを不満なく加速させる。

それとともに感じたのは扱いやすさ。ターボ経験の長いボルボらしく、いつ過給が立ち上がったか分からないぐらい自然な力の出し方であることに加え、6速のトランスミッションがアイシン製トルコンATなので、こちらが望むとおりの加速をスムーズにデリバリーしてくれる。

熟成の旨み、これぞベスト「V40」

ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之

それでいてV40の中ではもっとも穏やかなキャラクターだけあって、乗り心地はまろやか。しかもファブリックシートは、座った瞬間にホッとできるほどの心地良さだった。これもベストV40と感じた理由のひとつだ。

V40が市販車世界初採用だった歩行者エアバッグが、今回全車標準装備になるなど、ボルボ自慢の安全性もしっかりアップデートしている。でもそれ以上に、スペックに表れない豊かさをさまざまな部分から感じた。モデル後期ならではの熟成の旨みを味わえた。

[レポート:森口将之/Photo:阿部昌也・ボルボカージャパン]

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ボルボ 新型 V40「T3 Momentum(モメンタム)」主要諸元

ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ] 試乗レポート/森口将之

全長x全幅x全高:4370x1800x1440mm/ホイールベース:2645mm/乗車定員:5名/車両重量:1480kg/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:「Drive-E(ドライブ・イー)」インタークーラー付ターボチャージャー DOHC 直列4気筒 16V ガソリン直噴エンジン/総排気量:1497cc/最高出力:152ps(112kW)/5000rpm/最大トルク:25.5kg-m(250N・m)/1700-4000rpm/トランスミッション:ギアトロニック 6速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:16.5km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/50R17/メーカー希望小売価格:3,840,000円[消費税込み]

※試乗・撮影車には「PCC(パーソナル・カー・コミュニケーター)キーレスドライブ」(31,000円)/「パーク・アシスト・パイロット/パークアシスト・フロント」(52,000円)のメーカーオプション及びオプションパッケージ等を装着

ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之ボルボ 新型 V40[2016年7月マイナーチェンジ(2017年モデル)] 試乗レポート/森口将之
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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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