日本人がまだ知らない「チューンドディーゼル」という考え方/ボルボ「D4」ポールスター・パフォーマンス・パッケージ 試乗レポート(2/4)

日本人がまだ知らない「チューンドディーゼル」という考え方/ボルボ「D4」ポールスター・パフォーマンス・パッケージ 試乗レポート
ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏 画像ギャラリーはこちら

チューニングと聞いて思い浮かべる世界とは異なる洗練されたパッケージ、その内容とは

ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏

ではこの「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」とは一体どんなものなのか。

これはチューニングのためのソフトウエアプログラムだ。

まるで分厚い国語辞典のような感じの、チューニングキットというには意外なほどにちいさなサイズの箱に入って納品される。この箱の中には専用のソフトウエア、専用のリアエンブレム、英語版だけだがオーナーズブック、認定証とメーカー保証が含まれ、税金・工賃込で188,000円。オーナーが発注すれば、車番などの情報が本国に登録されたのちにこのキットが販売店に発送されてくる。

ソフトウエアプログラムだから、販売店に預けて数時間もすれば、エンジンはチューニングされた状態に仕上がって戻ってくるというお手軽さだ。

新車時のみならず、あとから「味」を足すことだって出来ちゃう

ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏

しかも、何よりも画期的なのは、クルマを手に入れてある程度の時間が経過してからでも「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を追加できるという点だろう。

つまり、数年乗ってちょっとノーマルな乗り味に飽きてきた人が、オイル交換なんかのついでにチョチョっとクルマの味付けを変える、なんて使い方も可能な点である。同じクルマで2度美味しい、そんな味わい方を試せる点がユニークだ。

実際そのように「味変」(アジヘン)を楽しんでいるユーザーも多いのだとか。

ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏

この「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」自体は既存のエンジンにも展開されていた。「T4」「T6」などのガソリンエンジン群用のものである。

しかし、今回新たに追加されたのは、ボルボが昨年から生産を開始した「Drive-E(ドライブ・イー)」という、新しいモジュール型パワートレーンに対応した初めてのもの。今回の追加でD4だけでなく、T5にも「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」が用意された。

モータースポーツ直系の熱い血がたぎる!

ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏ボルボ「D4」(クリーンディーゼル) ポールスター・パフォーマンス・パッケージ (V40 D4 SE) 試乗レポート/今井優杏

「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」導入による性能の向上は、実は数字で見るとごくわずか。

D4の標準車で190PS、400Nm、それが「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」導入後は200PS、440Nmになる。え、それだけ?な数字に拍子抜けした人もいらっしゃるかもしれない。

なんといっても“あの”ポールスターの名を冠しているのだ。え、それっぽっちウソでしょ、と思う人がいても不思議じゃない。

ポールスターはボルボのモータースポーツやカスタマイズのオフィシャルパートナーとして設立された会社。スウェーデン・ツーリングカー選手権(STCC)にボルボのコンストラクターとして参戦したのち、WTCC(世界ツーリングカー選手権)にも参戦を続けていて、今年7月、完全に子会社化された。まあメルセデス・ベンツでいうところのAMG的なイメージと思っていただければ話は早い。

そんな本気モタスポの滾る(たぎる)血が流れる「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」、たったそれだけの出力アップでええのんそれ、である。

[いやいや、それがむっちゃええのよ・・・次ページへ続く!]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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