リスクも承知!ボルボとフォードが“完全自動運転”という「ギャンブル」をする理由(3/3)
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- 筆者: 桃田 健史
日本での完全自動運転は、新しいステークホルダーが登場か?
日本では、ライドシェアは「いわゆる白タク」と呼ばれ、過疎地交通や高齢者対策などの一部特例(自家用有償旅客運送)を除いて、違法行為だ。
また、完全自動運転については、内閣府による「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)と、経済産業省と国土交通省による「自動運転ビジネス検討会」で協議されているが、事業者はロボットタクシーなどのベンチャーが主体だ。
自動車メーカーで完全自動運転の早期実現を目指す動きはない。
日系自動車メーカーは、ライドシェアも完全自動運転も「ギャンブル」のようにリスクが高く、先読みできない分野だと見ているフシがある。
はたして、フォードやボルボの「新しい発想」に挑戦する日本の「新しい力」は、どこから生まれて来るのだろうか?
[Text:桃田健史]
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