北欧から最新ディーゼルエンジンが攻めて来た!「ボルボ クリーンディーゼルモデル」試乗レポート(2/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:小林岳夫
売れ筋プレミアムコンパクト「V40」のディーゼルエンジンモデルを試す!
まずコンパクトハッチの「V40」(V40 D4 SE)から試乗してみた。私自身、ガソリンエンジンのV40 T4に乗っていることもあり、大いに気になるところ。
Dレンジをセレクトしてアクセルを踏むと、スンごいトルクでございます。
そらそうだ。400Nmといえば4リッターガソリンと同等。約1.5トンほどのV40のボディからすれば完全にオーバースペック。
加速も余裕。低い回転数でポンポンとシフトアップしていく。ATは8速の多段トルコン式。マニュアルモードを選ぶと、70km/hで7速。80km/hから8速に入る。8速80km/hからジンワリとアクセル踏めば、シフトダウンすることなくわき出すトルクで十分な加速を見せるから素晴らしい。
絶対的なパワーは「使い切れないほど」。どの速度域であってもアクセル半分踏むだけで、シフトダウンもせず「グイ!」と前に出て行く。
アイドリング時にはディーゼルっぽさもあるものの、基本問題なし!
他のクリーンディーゼル同様、エンジン振動など全く気にならないレベル。アイドルで少しディーゼルっぽさを感じるものの、基本的にストップしてるから問題なし。
エンジン音も使用頻度の少ないアイドリングを除き、意識しなければ忘れてしまう。あまりクルマに詳しくない人だと、ディーゼルだということも解らないハズ。
グレードはベースの「V40 D4」(3,490,000円)と上級版「V40 D4 SE」(3,990,000円)の2タイプ。こちらも今回から追加の新開発1.5リッターガソリンエンジン「V40 T3」及び「T3 SE」(152ps/250N・m/2015年9月追加予定)に対し25万円高。3万km走ってモトが取れるというなら、迷う必要なし。いや、より正確に書くとT3よりグンとパワフルだから、むしろ安いくらいか?
[車重が増えるXC60の場合はどうなる!?・・・次ページへ続く]
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