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試乗レポート 2012/3/12 18:43

ボルボ S60 T4 R-DESIGN 試乗レポート/岡本幸一郎(1/2)

関連: ボルボ S60 , ボルボ V60 Text: 岡本 幸一郎 Photo: オートックワン編集部
ボルボ S60 T4 R-DESIGN 試乗レポート/岡本幸一郎

乗る前からすでに本命モデル確定!?

「これぞs60のオススメグレード!」と太鼓判を推す自動車ライターの岡本幸一郎氏

2011年には前年比で実に52%増となる約1万2000台を販売したとのことで、このところボルボの販売が好調に推移している。その原動力となったのが、今やボルボの販売を支える屋台骨の1台となっている、2011年3月発売の「S60」だ。

往年の角ばったイメージとは一線を画する、「史上もっともダイナミックなボルボ」を謳う、アグレッシブでスタイリッシュなクーペフォルムとスポーティな走りがS60の特徴。

そのダイナミックさに、より輪をかけたスポーティモデルが「R-DESIGN」モデルだ。筆者もひと目見て大いに気に入ったのだが、3リッター直6ターボエンジンを積む上級のT6にしか設定がなく、価格も579万円と聞けば、そう簡単に手の出せるクルマではない。

ところが、訊けば本国には1.6リッター直噴ターボエンジンを積み、もちろん価格も断然安いR-DESIGNの設定もあるとのこと。それなら、そちらを日本でも売るべきでは?と思っていたら、ついに本当にそうなった。

「S60 T4 R-DESIGN」の車両価格は435万円と、T6 R-DESIGNより144万円も低い。ただし、100台のみの「特別限定車」という扱いとなる。

エクステリアには、専用デザインのフロントグリルおよびバンパー、リアディフューザー、デュアルスポーツテールパイプ、18インチホイールなどを装備。ボディカラーは、赤、白、黒の3色で、R-DESIGNにはこういう派手なカラーもよく似合う。

インテリアにも、スポーツ性を向上させた専用デザインのT-Tec/テキスタイル/本革を組み合わせたスポーツシート、ステアリングホイール、シフトノブ、スポーツペダル、フロアマットなどが与えられる。

概要を聞いて、実車を目の前にしただけで、乗ってどうこう考える前から、T4 R-DESIGNこそS60の本命ではないかと思わずにいられなかった。

VOLVO S60 T4 R-DESIGN[特別限定車 100台限定] エクステリアボルボ S60 T4 R-DESIGN リアビューボルボ S60 T4 R-DESIGN フロントボルボ S60 T4 R-DESIGN リアボルボ S60 T4 R-DESIGN サイドビュー
ボルボ S60 T4 R-DESIGN フロントグリルには「HUMAN SAFETY(ヒューマンセーフティ)」[オプション]用高性能デュアルモード・ミリ波レーダーセンサーを設置ボルボ S60 T4 R-DESIGN リア周りボルボ S60 T4 R-DESIGN 印象的なデザインのリアコンビランプボルボ S60 T4 R-DESIGN 専用スペシャルデザインアルミホイール「Ixion」+235/40R18タイヤボルボ S60 T4 R-DESIGN 1.6リッター 直噴 DOHC 16V インタークーラー付きターボ ガソリンエンジン

極めて軽やかな身のこなしの「T4 R-DESIGN」

 ロードインプレッション

いや、もちろんT6のほうが速いし、ドライブフィールには上質感もある。絶対的な動力性能や、いまや貴重な直6エンジンならではの味わいを求める人にとっては、それなら迷わずT6を、という話になるだろうが、スポーティな雰囲気を手頃に味わえるなら、ぜひそれを選びたいという人も少なくないはず。

そんな人にとって、価格と装備、性能や燃費などを総合的に考えた上で、もっとも合理的な選択肢としての「本命」ではないかという意味だ。

そんなわけで、あまりT6 R-DESIGNと比べてもしょうがない気もするところだが、走りに関する部分を整理すると、大まかにはエンジンとトランスミッション(AT→DCT)、駆動方式(AWD→FWD)が異なる。

一方、専用スポーツサスペンション、フロントストラットタワーバー、モノチューブリアダンパーなどを装着するほか、スタビライザーやブッシュの強化、パワステの制御の変更などを行なったシャシーの仕様は共通だ。車重差は230kgで、詳しくいうと前軸重が150kg、後軸重が80kgも軽くなるのに対し、足まわりが同じだと、相対的に乗り心地が固く感じられるのは必至。

ボルボ S60 T4 R-DESIGN 試乗ボルボ S60 T4 R-DESIGN 試乗レポート

ドライブすると、やはり乗り心地は予想どおりやや固めだったものの、身のこなしは極めて軽やか。

ステアリングの応答性はスポーツカーにも匹敵する俊敏さを誇る。T6 R-DESIGNがドッシリとした安定感があったのに対し、こちらはヒラリヒラリと軽快に走れるところが醍醐味だ。

1.6リッター直噴ターボエンジンは、ごく普通に走るには十分以上の性能を発揮する。箱根のきつい上りでは、もう少しトルクが欲しいと感じるシチュエーションもなくはないが、大きな不満はない。

加えてこのご時世、速さよりも燃費面でのメリットを優先したい人も少なくないはず。ご参考まで、10・15モード燃費は、T6の8.9km/Lに対しT4は12.8km/Lと、差はそれなりに大きい。

惜しむらくは、これはT6 R-DESIGNにも設定がないのだが、クルマのキャラクターからしても、パドルシフトが欲しくなる。ましてやエンジンが小さく、ダイレクト感のあるDCTの6速パワーシフトを搭載するのだから、なおのことだ。

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