フォルクスワーゲン ティグアン スポーツ&スタイル 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
エンジンの出力がアップした
そして、このグレードのいちばんのポイントはエンジンの違いだ。ティグアン トラック&フィールドと基本は同じ直列4気筒2Lターボエンジンに6ATの組み合わせなのだが、最高出力が170psから200psに高められている。(ちなみに最大トルク28.6kgmは同じ)。
このエンジンはパサートに搭載されているものと同じだが、チューニング代(しろ)にかなり余裕を持たされた設計となっているので、実はまだまだ高出力域の幅がある。30psくらいの負担はなんでもない範囲なのだ。だから走っていても苦しそうな感じは一切ない。実体感的にも速いっ!
というよりは、高速クルージング域での余裕が持たされたという雰囲気に仕上げられている。 このモデルにはクルーズコントロールが標準装備となっているもうなずけるのだ。逆に街中を低速域で流すときは、カタログスペックは同じとはいえ、もともと豊かなトルクが唐突に立ち上がる設定にはなっていないのが功を奏して、本当に穏やかにゆったりと走れるのがイイ。
もちろんアクセルペダルを踏み込めば、バビューンとかっ飛ぶことも可能だ。それもティグアンの高速安定性のよさと、とにかく素直なハンドリングがあるからこそ。
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