フォルクスワーゲン シロッコ 海外試乗レポート(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
次期VWフェイスを匂わす3代目シロッコの斬新なデザイン
シロッコのデザインは非常に特徴的だ。というのもまず、最近のVWモデルとはまったく顔が違う。ワッペングリルはどこへ行ったんだ~?という感じだが、実はこの横2本グリルが当分の間新しいVW顔になるようだ。
全体的にはワイド&ローが強調されたフォルムをしている。というのも実際、ベースとなったゴルフⅤに比べてより広く低くなっているのである。
例えば200psを発揮するモデルは全長4,256mm、全幅1,810mm、全高1,404mm、ホイールベース2,578mm。トレッド前/1,569mm・後/1,575mm。車両重量1,318kg。対するゴルフ5の中で一番走りのモデルであるGTIのDSG仕様と比べると、全長4,225mm、全幅1,760mm、全高1,495mm、ホイールベース2,575mm。トレッド前/1,530mm・後/1,505mm。車両重量1,460kgと、全長+31mm、全幅+50mm、全高-91mm、ホイールベース+3mm、トレッド前/+39mm・後/+70mm。車両重量-142kgと、全幅&トレッドは幅広く、全高は低く、そして重量は軽くなっているのだ(カタログ表記が諸外国と日本では違うので多少誤差はあるもが)。
つまり、運動性能面ではスペック上からして良くなっていない訳がない!と、言い切れてしまうのである。ゴルフⅤの性能がお墨付きなだけに、否が応でも期待は高まるというワケなのだ。
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