フォルクスワーゲン ティグアン スポーツ&スタイル 試乗レポート(3/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
運転感覚はまるでVWゴルフのよう
アイポイントは高いものの、SUVに乗っている感覚をしばし忘れてしまうほど、モッサリ感やユサユサ感がまるでなく、ゴルフのようにキビキビと走れてしまう。ボディの剛性感も高いので、パワーに任せてついつい攻めの走りをしたとしても、ちゃんとクルマがついてきてくれるのだ。
しかし17インチタイヤを履かされているため、低速域の乗り心地に関しては「トラック&フィールド」の方が上。路面の凹凸の拾いが少々大きくなってしまうように感じる。
また、これは個人的な体格も大きく影響しているが、ファブリック&アルカンターラのスポーツシートは、シートリフターを最大限に上げ、シートスライドを前目にセットする私のポジションでは、シート前部が上を向くような形となり、「トラック&フィールド」の方がペダルワークをしやすかったことも、一応ご報告しておこう。
先に発売された「トラック&フィールド」との価格差は62万円。こちらもかなりのバーゲンプライスだったが、本稿の「スポーツ&スタイル」もまた十二分なボーナスプライスだと言っていい。ちょっと個性をアピールしたい人には、バッチリのオススメモデルなのだ。
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