2010-2011年の日本カー・オブ・ザ・イヤー マリオレポート(3/3)
- 筆者: マリオ 二等兵
- カメラマン:オートックワン編集部/マリオ二等兵
早大生のカップル
COTYの選考会と表彰式が早稲田大学の大隈記念講堂にて行われたのは史上初のことでありましたが、「若者のクルマ離れ」まっしぐらの最中にある大学生たちにとって、COTYとはいかなるものなのでしょうか?
大隈講堂にて並べられた10ベストカーを鑑賞中の早大生のカップルに話を聞いてみました。
マリオ:
カー・オブ・ザ・イヤーって何か知ってましたか?
早大生彼氏:
今日、初めて知りました。
大学の中で少し告知されていたので、せっかくだから観に来たんです。
マリオ:
やはり、今どきの大学生様はクルマになんか興味ないんですかね?
早大生彼氏:
一般的にはそうかも知れませんが、僕は比較的興味があるほうだと思います。
マリオ:
ここに並んだクルマの中では、どれが良いですか?
早大生彼氏:
うーん…(苦笑)。個人的には、時代に逆行したようなクルマが好きなので(笑)。ボディが無駄にデカクて室内が広々としたクルマがいいですね。あえてエコとは真逆のクルマを転がしてみたいという願望はあります。
マリオ:
時代に逆行した、エコじゃないクルマが良かったりするんですか!
たとえば、ハマーH2みたいな?クルマはどんなときに乗ってますか?
早大生彼氏:
ハマーはちょっとデカすぎるでしょ!(笑)
自分のクルマはありませんが、友達と遊びに行くときにはレンタカーを借りたりしますね。皆でワイワイガヤガヤしながらドライブするのは楽しいです。いつかは自分のクルマを持ちたいですし。
マリオ:
おお、やはりレジャーにはクルマが必要だし所有したいという願望もあるんですね!彼女さん的にも、デートはクルマのほうが良かったりしますよね? 運転についてはどうですか?
早大生彼女:
悪くはないですけど、目的地に着いてから駐車場を探したりするのが面倒で煩わしいので、クルマはたまに乗れればいい、って感じですね…(テンション超低め)。
免許はありますけど、身分証明書代わりにと思って取得したので、たぶんずっとペーパーだと思います。すみません…。
彼氏はともかく、彼女の感想は何とも寂しいものでありました。しかしこのカップルはその後、一般観客席に移って授賞式を見学。クルマ興味ゼロの彼女さんも、まじまじとその様子をご覧になっておられたので、わずかでもクルマへの興味が芽生えたものとお見受けしました。大学の校内にてCOTYイベント実施することは、たいへん有意義であると実感した次第であります。
理工学部の山梨桃子さん
続いて、大隈講堂内のステージ上にて、選考会・授賞式の助手をつとめられた理工学部の山梨桃子さんにもお話を伺いました。
マリオ:
桃子さん、今日は一日お疲れさまでした。朝からずっとストーキ…いや拝見しておりましたが、実に熱心にお役目を果たされていましたね。たいへんステキでした。
COTYの選考会を間近でご覧になった感想はいかがですか?
山梨桃子さん:
日本の自動車産業の技術力の高さは世界に誇れるものである、ということをあらためて実感することができ、たいへん有意義な一日でした。
マリオ:
桃子さん的には、どのクルマが一番良かったですか?乗ってみたいクルマとか、ありました?
山梨桃子さん:
プジョーRCZのスタイルはすごくステキなので、ぜひ乗ってみたいと思います。
マリオ:
そうなんですか!ももももしかして、クルマに興味があったりするんですか!?
山梨桃子さん:
もちろん強い関心を持っています。今回の開催は当校の機械工学科の職員の呼びかけもあって実現したと聞きましたが、たいへん楽しみにしておりました。貴重な経験をさせていただき、感謝いたしております。
マリオ:
ももも桃子さん!アナタのような女学生が居るなんて信じられません!これで日本の自動車産業とクルマ文化は安泰ですよ!
山梨桃子さん:
おっしゃってる意味がよくわかりませんが…。今後はもっとグローバル化が進み、日本車の高度な環境技術と、欧州車の洗練されたデザインが融合したようなクルマが発売されることを期待しています。
それでは、まだ仕事が残っていますので…。
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