フォルクスワーゲン 新型ポロGTI 試乗レポート/金子浩久(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
抜群のパフォーマンスを発揮するTSIとDSGの組み合わせ
フォルクスワーゲンのポロ・シリーズが売れている。ヨーロッパの話ではなくて、日本で、だ。
「現在、供給が追い付かないほどの人気です」(フォルクスワーゲングループジャパン常務執行役員営業本部長・神戸誠氏)
クルマの販売に関してはシメっぽい話ばかりが続くご時勢だから、まことに喜ばしいばかり。
ポロが売れるのは、よくわかる。まず、1.2リッターガソリン直噴「TSI」エンジンと、ツインクラッチ「DSG」トランスミッションの鉄壁なコンビネーション。
TSIとDSGの組み合わせは、燃費と走行パフォーマンスに抜群の効果を発揮する。
以前、同じ組み合わせのエンジンとトランスミッションを搭載した「ゴルフ」で実証したことがある。それは、オートックワンの「VW ゴルフ 実燃費レビュー」において、カタログ燃費値の18.6km/Lを上回る「18.9km/L」を記録した。その燃費は瞬間的な値ではなく、茨城県内の国道を周囲の交通の流れに乗りながら走った数十kmで、ずっと18km/L台後半を記録し続けたのだから驚いた。
燃費値だけでなく、走りのパフォーマンスも素晴らしかった。燃費の数字のために犠牲にしているものがなく、一台のクルマとして完成度が非常に高い。
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