フォルクスワーゲン 新型パサート・パサート ヴァリアント 試乗レポート/九島辰也(1/4)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:オートックワン編集部
新型パサート、ガソリン満タンで…えっ!!そんなに走るの!?
TVコマーシャルでも見かけるように、新型パサートは1.4リッターTSIシングルチャージャーエンジンを積む。
目玉はズバリ、このエンジンだ。TVコマーシャルのようにゴルフ場への足グルマには最適だろう。片道100kmの道のりを月に2、3度行くだけでも、大きなメリットがありそうだ。
通常、このクラスのモデルには1.8リッターから2リッターくらいのエンジンが積まれる。実際これまでのパサートはそうだった。
いや、正確にいえばパサートの全長4,785mmクラスならば、2.5リッターや3リッターエンジンを積んでもおかしくない。ホットバージョンならそれ以上のV8も想像できる。
そう考えると、1.4リッターというのはやはり斬新だ。どこよりも早く、エンジンのダウンサイジングを具現化してきたVWならではの発想といったところだろう。
結果、10・15モードの燃費はなんと「18.4km/L」。
資料によれば、70Lのガソリンタンクを満タンにすれば1,200km走るらしい。もちろん、それに協力するのは彼ら自慢のBlueMotion Technology(ブルーモーション・テクノロジー)。アイドリングストップ機構とエネルギー回生システムが好燃費をサポートする。
エンジンのリスタートもナチュラルで、嫌な振動はない。最近乗った中では新型メルセデス・ベンツCLS350がイチバンかと思っていたが、いやいやこいつも負けてはいなかった。
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