フォルクスワーゲン 新型パサート・パサートヴァリアント 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
その一方で、パワートレインについては例にもれずダウンサイジングが図られ、VW車ではすでにおなじみの1.4リッターTSIシングルチャージエンジンと、7速DSGという組み合わせとなる。
1.4トンをゆうに超える、これだけの車体を、こんなに小さなエンジンで動かして大丈夫なのかと心配に思うところだが、それはすでにVWの他モデルでも証明されているとおり。
スペック的にも2リッタークラスの実力があるのは明らかで、実際、流れに乗ってしまえば、むしろ余力を感じさせるほどの動力性能が確保されている。
また、静粛性の高さもなかなかのものだ。
新たに採用されたDSGの宿命か、発進や微低速走行での扱いには少々気を使うものの、ダイレクト感のある駆動フィールと優れた効率、歯切れの良いシフトチェンジなど、パサートにとって新しいDSGならではの武器を手に入れたのも新型の強みである。
さらに、アイドリングストップシステムやブレーキエネルギー回生システム「BlueMotionテクノロジー」を搭載する点も新しい。
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