VWのコンパクトミニバン「ゴルフトゥーラン」が、走りや快適性、さらに安全性を大幅に向上させ11年ぶりにフルモデルチェンジ!
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- カメラマン:オートックワン編集部
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、次世代プラットフォーム「MQB」を採用したコンパクトミニバン、新型『ゴルフトゥーラン』を1月12日(火)に発表した。
今回、11年ぶりのフルモデルチェンジとなるゴルフトゥーランは、フォルクスワーゲングループ全体で推進するモジュラーコンセプト「MQB」を採用、同社の主力モデルである「ゴルフ」と基本設計を共有している。その結果、現行ゴルフ同様に走りや快適性、さらに安全性など全方位がブラッシュアップされている。
ボディサイズは、全長4535×全幅1830×全高1640~1670mmと先代から一回り拡大。ホイールベースは2785mmと先代より+110mm延長され、室内スペースの拡大に充てられている。荷室容量は5人乗車時で917リットル、2~3列目をフラットにした状態では1857リットルを確保。
パワートレーンは、従来型よりも10psアップし、最高出力150psを発揮する新開発1.4リットルTSIエンジンと7速DSGの組み合わせ。MQB採用による20kgの軽量化などもあり、燃費は従来の15.0km/Lから18.5km/Lへに改善している。
新たに採用されている安全装備は、レーダーで前方車両との距離を検知し、衝突の危険がある際に警告・衝突被害を軽減する「プリクラッシュブレーキシステム」、急制動などによる事故の可能性を検出、シートベルトのテンション引き上げと同時に窓やサンルーフを閉じる「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」、衝突や追突の際に自動でブレーキをかけ車速が10km/hになるまで減速する「ポストコリジョンブレーキシステム」を全車に標準装備。その他、グレード別オプションには、「レーンキープアシストシステム」「アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)」が設定されている。
用意されているグレードは、エントリーグレードの「TSIトレンドライン」の他、従来型同様の「TSIコンフォートライン」と最上位グレードの「TSIハイライン」を含めた3グレード。 ボディカラーはカリビアンブルーメタリックとアトランティックブルーメタリックを含む全5色展開で、販売価格(消費税込)は、「TSIトレンドライン」が2,847,000円、「TSIコンフォートライン」が3,170,000円、「TSIハイライン」が3,769,000円。さらに、2016年の中頃には、スポーティーなデザインの「Rライン」も導入予定。
フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役のスヴェン・シュタイン氏は12日行われた発表会で、「新生フォルクスワーゲンの第1弾は、人々の、すなわち家族の為のクルマです。MQBの採用でますます安全性に優れ、居住性もアップし、家族や乗員を幸せにするミニバン『ゴルフトゥーラン』は、ダイナミックなドライビング、そのスポーティな外観や広い居住空間、多彩なシートアレンジ、多くの便利機能、そしてハイレベルの安全装備などが機能性と実用性を求める母親の、そしてファントゥードライブを求める父親など、人々の異なるニーズや希望を満足させます。個人的には、ゴルフトゥーランは、新しいフォルクスワーゲンのデザイン言語の更なる進化形だと思います。サイドのシャープなキャラクターライン、男性的なフロントデザイン。インテリアはスッキリとして機能的です。フォルクスワーゲンオールインセーフティの思想のもと、先進安全装備も充実させ、安心してドライブを楽しんでいただけます。全体のパッケージは、多彩な趣味を持ち、制限無しに旅を楽しみたいライフスタイル重視のファミリーに完璧にマッチします。」とコメントしている。
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