autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 新型車解説 【5月27日更新!】フォルクスワーゲン 新型ゴルフ(ゴルフ7)新型車解説/渡辺陽一郎 2ページ目

新型車解説 2013/5/27 20:04

【5月27日更新!】フォルクスワーゲン 新型ゴルフ(ゴルフ7)新型車解説/渡辺陽一郎(2/3)

理詰めで選んだ結果としての“ゴルフ”

VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)

(以下は、2013年5月2日時点の情報に基づく内容となっております)

日本のユーザーの生活感に、最も近い輸入車が「フォルクスワーゲン ゴルフ」だろう。私自身、過去にゴルフを所有した経験があるが、運転の楽しさとかステイタス性を求めて買ったわけではない。乗り心地と高速移動時の安定性、居住性とシートの座り心地、視界や取りまわし性など、理詰めで選んだ結果としてゴルフを購入した。

この時、新車を買う喜びはあまり沸かなかった。私は日本のユーザーだから、理詰めで選べば日本車へ行き着いて欲しいが、実際はそうならない。「どうしてゴルフなのよ」と思いながら乗っていた。

私のようなユーザーは少なくないと思う。「3度のメシよりクルマ」というほど好きではなく、あくまでも生活のツール。ただしクルマはひとつ間違えば、他人や自分を傷付けてしまう。単純に好みでは決められず、安全で疲れにくいクルマに乗りたい。その結果がゴルフなわけだ。

年別の販売ランキングを見ても、ほとんどゴルフが1位を占める。月別では「メルセデス・ベンツ Cクラス」「BMW 3シリーズ」などが1位に入ることもあるが、1年を通じるとゴルフが首位になる。

このゴルフが、2013年5月20日に7代目へフルモデルチェンジされる。

発売前に受注が開始されることは…

VW 新型ゴルフ TSI HighlineVW 新型ゴルフ TSI Highline

従来と違うのは、新型ゴルフの発売に先立って「ゴルフ デア・エアステ」という特別仕様車を設定し、受注を開始したことだ。2000台の枠を設け、6月末頃から納車を開始する。

最近は「メルセデス・ベンツ Aクラス」「ボルボ V40」などの新型輸入車が登場して、フォルクスワーゲンも早々に受注を獲得したいのだろう。気持ちは理解できるが、好ましい販売方法ではない。ユーザーは現物を見ないで仮の注文を入れ、確定的な契約時点でも、展示車は見られるが試乗は行えない。

だからといって、試乗してから注文すれば、納期が遅延する心配が伴う。高額商品をきわめて曖昧な状態で買わなければならない。ユーザーには不安な要素が多い。

ちなみに今の日本車も、発表前に価格まで明らかにして受注を開始するのが当たり前になった。その揚げ句、「発売後1か月で2万台の受注」などとブチ上げるが、陰ではユーザーが納期遅延に泣いている。愛車の車検が切れた数か月後に納車されるのでは、ユーザーは困惑して当然だ。誇らしげにブチ上げるなら、「受注」ではなく納車を伴う「登録」にしてもらいたい。この悪しき売り方に、フォルクスワーゲンまで同調することはない。

取り敢えず現時点(5月2日)で分かっているのは「ゴルフ デア・エアステ」だけなので、この装備と価格でガイドを展開したい。

VW 新型ゴルフ TSI HighlineVW 新型ゴルフ TSI HighlineVW 新型ゴルフ TSI HighlineVW 新型ゴルフ TSI HighlineVW 新型ゴルフ TSI Highline
VW ゴルフ7(海外仕様)

まずはボディサイズだが、全長は4265mm、全幅は1800mm、全高は1460mmになる。6代目の従来型に比べると、55mm長く、10mm幅広く、25mm低い。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2635mmだから、従来型よりも60mm長くなった。全長を伸ばした分だけホイールベースも拡大されている。

ホイールベースが伸びたのでリアシートの足元空間は確保しやすいが、最小回転半径は従来型の5.0mに対して5.2mに増え、少し大回りになる。全幅も「BMW 3シリーズ」と同じ1800mmだから、やはり試乗して買いたいところだ。

VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)

排気量は従来型と同等だが、新開発の1.4リッターエンジンを搭載

VW ゴルフ7(海外仕様)VW ゴルフ7(海外仕様)

エンジンは直列4気筒の1.2リッターと1.4リッターで、双方ともにターボを備える。排気量は従来型と同等だが、1.4リッターエンジンは新開発。負荷が小さい状態では2気筒を休止させ、燃料消費量の節約を図る。

1.4リッターの動力性能は、最高出力が140馬力(4500~6000回転)、最大トルクが25.5kg-m(1500~3500回転)。シングルターボながら2.5リッターのノーマルエンジン並みだ。そのために従来型に用意されたターボとスーパーチャージャーを併用する1.4リッターは廃止され、エンジンは2種類になった。

1.2リッターの動力性能は、最高出力が105馬力(4500~5500回転)、最大トルクは17.8kg-m(1400~4000回転)。数値は先代型と同じだが、発生回転数は少し異なる。

燃費は5月2日の本稿執筆時点では不明だが、両エンジンともエコカー減税は免税になるという。つまり平成27年度燃費基準プラス20%が達成され、車両重量から判断すると、1.4リッターはJC08モード燃費が19km/L以上、1.2リッターは20.7km/L以上だ。1.4リッターは、車両重量を燃費基準の重量区分が有利なところに合わせている。

なお、スポーティーなGTIの導入は、2014年の2~3月頃になるという。

プラットフォームは新開発され、「MQB」と呼ばれる幅広いサイズの前輪駆動車に対応できるタイプ。

ペダルと前輪の中心点との間隔は車種を超えて共通化されるが、ホイールベースや前後のオーバーハング(タイヤからボディが前後に張り出した部分)は、車種ごとに自由に変えられる。開発や生産の合理化を図ることが「MQB」の主な目的だ。

サスペンションはフロント側はストラットの独立式で共通化されるが、リア側は1.2リッターエンジンがトレーリングアームの車軸式、1.4リッターが4リンクの独立式になる。フォルクスワーゲンの場合、ザ・ビートルもクローズドボディの後輪がトレーリングアーム、カブリオレは4リンクの組み合わせだ。動力性能と車両重量のバランス、コストなどに応じて、リアサスペンションのメカニズムを変えた。日本車ではオーリスが2WD同士でも1.5リッターのリア側は車軸式、1.8リッターは独立式になる。

となればタイヤも異なり、1.2リッターは16インチ(205/55R16)、1.4リッターは17インチ(225/45R17)とした。

エンジン/サスペンション/タイヤまで違うなら、運転感覚の違いを把握した上で選びたい。車両の成り立ちを考えても、前述のフライング的な受注方法には不親切が伴う。

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