ダイハツ ブーン&トヨタ パッソ vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較(3/5)

ダイハツ ブーン&トヨタ パッソ vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較
TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” 画像ギャラリーはこちら

エンジンと動力性能比較

DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II”ホンダ フィット 1.3L 直噴 DOHC i-VTECエンジン

ブーン&パッソのエンジンは、直列3気筒の1リッター。最高出力は69馬力(6000回転)、最大トルクは9.4kg-m(4400回転)だからパワフルとはいえないが、車両重量は前輪駆動の2WDであれば910kgと軽い。やや高回転指向なのを改善して実用回転域の駆動力をもう少し高めたいが、力不足は感じない。

一方、フィットが搭載する1.3リッターエンジンは、最高出力が100馬力(6000回転)、最大トルクは12.1kg-m(5000回転)になる。車両重量は売れ筋の13G・Fパッケージが1020kgだ。ブーン&パッソ以上に高回転指向で、4000回転を超えたところに速度上昇が一時的に伸び悩む回転域もあるが、加速性能はフィットが力強い。

勝者:フィット

走行安定性比較

DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II”

ブーン&パッソの走行安定性は、先代型では不満を感じたが、新型はプラットフォームを流用しながら剛性を高めた。2WDでは前後の足まわりにスタビライザー(ボディの傾き方を制御する棒状のパーツ)も組み込んだから、先代型と違って操舵感が曖昧だったり、カーブを曲がる時に不安を感じることはない。

ただし操舵に対する車両の動きは少し鈍く、ステアリングのギヤ比もスローだから、結果的に曲がりにくく感じる場面がある。混雑した市街地や駐車場では、ハンドル操作が少し忙しい。

また危険を回避する時などは、後輪の接地性が削がれて横滑りの兆候が生じることがある。走行安定性を総合的に高める余地を残す。

ホンダ フィット 1.3G Fパッケージ

フィットは対称的で、実用指向のコンパクトカーでは操舵感が機敏だ。意外に良く曲がる。その代わり、カーブを曲がっている最中にアクセルペダルを戻すような操作を強いられると、後輪の横滑りを生じやすい。セッティングの意図は理解できるが、フィットはスポーティーカーではないから、車両全体の動きをもう少し穏やかにすると良い。

それでも直進時を含めて総合的に判断すると、フィットの走行安定性が勝る。ブーン&パッソは、初代モデルから使い続けるプラットフォームを一新させる時期にきていると思う。

勝者:フィット

乗り心地比較

ホンダ フィットハイブリッド

乗り心地は両車ともに少し硬く、路上のデコボコを伝えやすい。それでも比較すればフィットが快適に感じる。発売当初に比べると改善を施し、足まわりを柔軟に動かす方向へ発展させた。

タイヤサイズはブーン&パッソが165/65R14で、指定空気圧は前後輪とも250kPa。フィット13G・Fパッケージは175/70R14で、指定空気圧は前輪が220kPa、後輪が210kPaになる。両車とも14インチタイヤだが、ブーン&パッソは扁平率が低く、しかも指定空気圧は高い。タイヤの設定も、フィットに比べると乗り心地では不利になっている。

勝者:フィット

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ダイハツ ブーンの最新自動車ニュース/記事

ダイハツのカタログ情報 ダイハツ ブーンのカタログ情報 ダイハツの中古車検索 ダイハツ ブーンの中古車検索 ダイハツの記事一覧 ダイハツ ブーンの記事一覧 ダイハツのニュース一覧 ダイハツ ブーンのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる