2017/1/14 02:07
あのヴィッツが「ヤリスWRC」で世界ラリー選手権に18年ぶりの復帰!【TAS2017】
18年ぶりにWRCへ復帰するトヨタ
WRC(世界ラリー選手権)はF1やWEC(世界耐久選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)と並ぶ世界で最も格式の高いモータースポーツである。加えてラリーは市販車をベースにした車両で公道を舞台に行われるだけに、競技からの市販車へのフィードバックやプロモーション効果も大きいと言われている。
トヨタも99年までWRCに参戦しており、3度のメーカータイトルを獲得するなど、トヨタが現在まで参戦したモータースポーツにおいて最大の成功を収めた。
そのトヨタが今年から18年振りにWRCに復帰する。東京オートサロン2017会場には、WRCに参戦するヤリス(日本のヴィッツ)と、過去のWRCで活躍した3台のセリカが展示されている。
WRカー規定に則ったヤリスWRC
現在トヨタ以外ではフォード、ヒュンダイ、シトロエンが参戦するWRCのトップカテゴリーは、1.6リッター直噴ターボエンジン+4WDというパワートレーンを搭載するWRカーと呼ばれる規定で行われており、トヨタもこの規定に則ったヤリスでWRCに参戦する。
参戦の体制はチーム総代表に豊田章男社長、チーム代表にWRC四連覇という輝かしい成績を収めたトミ・マキネン氏、ドライバーはチャンピオン経験こそないもののWRC通算16勝を挙げたヤリ・マティ・ラトバラ選手(31歳、フィンランド)と、ヤリスのテストを初期から行ってきたユホ・ハンニネン選手(35歳)の2人が務める。
トヨタ、ヤリスの初戦は1月19日(木)から22日の日程で行われるモンテカルロラリーだ。全13戦が行われる今シーズンのWRCでトヨタがどんな戦いを見せてくれるか、大いに注目して欲しい。
[レポート:永田恵一]
>>18年ぶりの復帰! ”TOYOTA Yaris WRC” フォトギャラリー
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