ホンダ 新型オデッセイ vs トヨタ ヴェルファイア どっちが買い!?徹底比較(1/3)

ホンダ 新型オデッセイ vs トヨタ ヴェルファイア どっちが買い!?徹底比較
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走行性能ナンバーワンミニバンのオデッセイも、全高を高めて一般的な売れ筋路線に発展

ホンダ 新型オデッセイ アブソルート イメージフォト1ホンダ 新型オデッセイ アブソルート イメージフォト2

ミニバンは1990年代の中盤に普及を開始。2000年代の中頃までは人気のジャンルだったが、最近は売れ行きに陰りが見えている。もはや目新しさは薄れ、多人数乗車や荷物の積載など、明確な目的を持つユーザーしか買わなくなったからだ。

そのために堅調に売れるのは、全高が1700mm以上の車内が広い車種。1500~1680mm前後のワゴン的なミニバンは、売れ行きを大幅に落とした。

今の状況はメーカーや国内販売を担うディーラーにとっても辛いところ。新車販売されるクルマの約40%が軽自動車で、25~30%はコンパクトカー。売れ筋車種の大半が120~150万円くらいの低価格車になり、販売総数も伸び悩む。となればサッパリ儲からない。

セダンはすっかり海外指向を強めて国内は半ば諦めたから、高価格車にチャレンジできるとすれば、販売の下降した実用的なミニバンを持ち上げるのが効果的だ。このような思惑もあり、各メーカーとも背の高いミニバンについては、国内向けでありながら力を入れている。

2013年10月31日に発表されたホンダ新型オデッセイは、この代表だろう。従来型は背の低いワゴン風のミニバン。走行性能は数あるミニバンの中でもナンバーワンの実力だったが、新型は商品特性を一変させて背の高いスライドドアを備えたボディを持つ。

理由は前述のとおりで、もはや背の低いミニバンに売れる見込みはないからだ。サーキットも安心して走れる走行性能ナンバーワンのミニバンは、いかにもホンダらしく根強いファンも少なくないが、全高を150mm高めて一般的な売れ筋路線に発展した。

オデッセイとエリシオンの“いいとこ取り”

ホンダ 新型オデッセイ アブソルート(FF/7人乗り/プレミアムヴィーナスブラック・パール)走行イメージトヨタ ヴェルファイア ハイブリッド ZR Gエディション

「何だよ、オデッセイも普通のミニバンになったのか」と落胆した読者諸兄もおられると思う。特に従来型オデッセイを所有する皆さんは、愛車を長く大切に使われるのが良いだろう。ミニバンの機能と、あそこまでスポーティーな走行性能の両立は、もはや先代型と2世代前のモデルでしか得られないからだ。同様の商品が再び登場する可能性はない。

しかし、ならば新型オデッセイが居住性だけを重視する普通のミニバンになったのかといえば、これもまた違う。

詳細は2013年10月31日に掲載した「ホンダ新型オデッセイ[5代目]新型車解説」で触れたが、渾身の低床設計によって重心を低く抑えたからだ。先代型に比べて全高を150mm高めたから、少し腰高ではあるが従来型オデッセイの走行安定性は受け継いでいる。

その一方で、渾身の低床設計によって室内も広く、背の高いミニバンとしての快適な3列目シートも備わった。オデッセイとホンダ「エリシオン」の“いいとこ取り”と考えれば良いだろう。

となれば気になるのがトヨタ「ヴェルファイア」との勝負だ。ヴェルファイアの登場は2008年5月だが、売れ行きは2012年12月に登場したトヨタ「クラウン(マジェスタを含む)」と同等。全幅が1800mmに達する車種では、クラウンと並んで最高水準の売れ行きを誇る。低価格車が「ホンダ フィットvsトヨタ アクア」なら、高価格車は「オデッセイvsヴェルファイア」。オジサン世代の高価格車対決といえば「ホンダ レジェンドvsトヨタ セルシオ」だったが、歳月は流れた…。この2車を比較して、現代の高価格車の魅力を浮き彫りにしてみたい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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