まるで“ファーストクラス”!豪華シートを備えた新型ヴェルファイア・アルファードが発売/渡辺陽一郎(4/4)

まるで“ファーストクラス”!豪華シートを備えた新型ヴェルファイア・アルファードが発売/渡辺陽一郎
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まるで「ファーストクラス」のような2列目シートを備えたグレードも

トヨタ 新型アルファード

2列目シートは、グレードに応じて多彩に用意した。一番ベーシックなのは、ベンチタイプの「8人乗り」だ。見栄えは普通だが、座面を持ち上げて前に寄せられる。3列目も畳めば、2名乗車時に商用車のような広い荷室に変更することも可能だ。

また2/3列目をリクライニングさせて連結した時、2列目がベンチシートなら、真っ平らなベッドスペースになる。「車中泊」を楽しむ際にも都合が良いだろう。

トヨタ 新型アルファード

2列目がセパレートタイプになる「7人乗り」は、3種類のシートを設定。すべてのタイプにオットマンが装着される。ベーシックなのは「リラックスキャプテンシート」で、各部の調節は手動式だ。左右方向のスライド機能も備わり、中央に寄せると前後方向のスライド量が拡大して足元空間を大幅に広げられる。

「エグゼクティブパワーシート」は、両側に固定されたアームレストを備えた豪華な造りで、各部の調節も電動式になる。左右の中央には折り畳み式のテーブルも装着可能だ。

トヨタ 新型ヴェルファイア
トヨタ 新型ヴェルファイア
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そして最上級が「エグゼクティブラウンジシート」。電動式のオットマンには伸縮機能も加わり、サポート性がさらに向上。快適温熱とベンチレーションの機能もあるから、季節を問わず快適だ。このシートを備えたグレードにはカーナビも標準装着され、天井には後席用の12.1型ディスプレイが備わる。

LEDを使った読書灯、引き出し式のテーブルなどと併せて、車内は旅客機のビジネスクラスを思わせる。

3列目シートは先代と同様に頭上と足元の空間が広く、多人数乗車時も快適だ。左右に跳ね上げると広い荷室に変更できる。そして荷室の床下はデッキボードで3分割され、荷物の量に応じていろいろな使い方が可能になる。

安全面も大きく進化

トヨタ 新型「アルファード/ヴェルファイア」

装備では安全面の進化が注目される。ミリ波レーダーを使った自動ブレーキを伴うプリクラッシュセーフティシステムは、自車が時速80kmで走行中に、20kmで走る先行車に追突しそうになった場合、最大で約60kmの減速を行う。

この機能を応用したレーダークルーズコントロールは、停車状態までカバーできるようになった。

トヨタ 新型「アルファード/ヴェルファイア」

低速域の接触を避ける超音波センサーを使った「インテリジェントクリアランスソナー」は、8つのセンサーを使って、後退を含めて徐行時の危険を検知。

このほか車両を上空から見た映像として表示できるパノラミックビューモニターは、車両を透過して見せるシースルービューも採用。

トヨタ 新型アルファード
トヨタ 新型ヴェルファイア

ヴェルファイア&アルファードの価格は、最も安い2.5リッターのノーマルエンジンを積んだX(8人乗り)が319万7,782円。エアロボディに2.5リッターエンジンを組み合わせた売れ筋になるヴェルファイアZ、アルファードSが357万8,727円(7人乗り)。

ハイブリッドにエアロボディを組み合わせたヴェルファイアZR、アルファードSRが491万9,891円(7人乗り)だ。

売れ筋は350~500万円。 なお、ノーマルタイプの直列4気筒2.5リッターと、V型6気筒3.5リッターの「エンジン価格差」を割り出すと、装備の違いを補正して約41万円。2気筒+1リッターのエンジン価格差としては妥当だ。

ハイブリッドは、2.5リッターノーマルエンジンの4WD仕様に比べて、実質的に66万円高い。これは若干割高。となれば結局のところ、2.5リッターでノーマルエンジンを搭載するベーシックな「X」、エアロ仕様の「Z」「S」が推奨グレードになるだろう。

それでもカーナビを加えたりすれば、総額で350~450万円は掛かる。日本車では相当な高価格だが、クラウンハイブリッドもロイヤルサルーンが482万4,000円。メルセデスベンツのCクラスセダンも、C180アバンギャルドが467万円になる。クルマを趣味にするユーザーにとって、ヴェルファイア&アルファードは、多機能な分だけ買い得といえるかも知れない。

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トヨタ 新型アルファード・新型ヴェルファイア グレード・価格一覧

トヨタ 新型ヴェルファイア

※[ ]内はヴェルファイアのグレード名

X [X]/8人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,197,782円

S [Z]/7人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,578,727円

S [Z]/8人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,537,491円

S“Aパッケージ”[Z“Aエディション”]/7人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,754,473円

S“Cパッケージ”[Z“Gエディション”]/7人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/4,173,709円

G [V]/7人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,995,018円

G [V]/8人乗り/2AR-FE(2.5L)/Super CVT-i/3,953,782円

SA [ZA]/7人乗り/2GR-FE(3.5L)/6 Super ECT/4,145,237円

SA“Cパッケージ”[ZA“Gエディション”]/7人乗り/2GR-FE(3.5L)/6 Super ECT/4,585,091円

GF [VL]/7人乗り/2GR-FE(3.5L)/6 Super ECT/4,842,327円

GF Executive Lounge [VL Executive Lounge]/7人乗り/2GR-FE(3.5L)/6 Super ECT/6,522,218円

X [X]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/4,155,055円

X [X]/8人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/4,113,818円

G [V]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/4,775,563円

G Fパッケージ [V“Lエディション”]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/5,356,800円

SR [ZR]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/4,919,891円

SR“Cパッケージ”[ZR“Gエディション”]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/5,501,127円

SR Executive Lounge [ZR Executive Lounge]/7人乗り/リダクション機構付のTHS II+E-Four(電気式四輪駆動)/7,036,691円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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