トヨタ方式「自然学習」を体験取材!トヨタ白川郷自然学校 突撃訪問(2/4)

トヨタ方式「自然学習」を体験取材!トヨタ白川郷自然学校 突撃訪問
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トヨタ流“自然教育”を学ぶ!?世界遺産の村で一体何が!

トヨタ白川郷自然学校
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トヨタ白川郷自然学校が位置するのは、すでに全線が開通した東海北陸自動車道の白川郷ICから、白山スーパー林道の起点へ向った標高700mのところにある。

トンネルを抜けて少し走ると、1軒の修復中の合掌造りの古民家が目に飛び込んでくる。その奥の広大な敷地に建つモダンな建造物こそ、今回の目的地「トヨタ白川郷自然学校」だ。

「自然学校」という名称からイメージするものとは少々異質でハイカラ?な感じもするが「ログハウステイストの校舎」といえばしっくり来るだろうか。ちなみにエントランスの大扉は自動ではなく、あえて手動となっている。

早速、館内へ案内されると、自然採光を多用した明るい吹き抜けのロビーや、厳しい冬場に備えた大きな暖炉が出迎えてくれる。まさに「自然」を意識させるつくりがとても印象的だ。

フロントカウンターの壁には、自然との共生、地域との共生がテーマという同施設の理念を示す、豊田章一郎元社長ご本人の直筆による「共生」と書かれた額が掛けられていた。納得がいくまで何回も書き直されたというから、さぞやこの施設への思い入れも大きいことだろう。

狙いは自然の魅力を感じ取ってもらうこと

トヨタ白川郷自然学校トヨタ白川郷自然学校

ひと段落してから、我々を歓迎してくれた小川総支配人にお話を伺った。

「“トヨタ”と名のつく自然学校の為か、どういうことをやるのか?と、多くの方からご質問をいただきますが、実際にはまったく堅苦しいものではなく、敷居が高いこともございません(笑)。

この施設の一番の目的は、自然を翻訳するという意味で『インタープリター』と呼んでいるガイドを通して、お客様にこの素晴らしい大自然の魅力を、少しでも感じ取ってもらうことです。」

小川総支配人は続ける。

「環境への取り組みとして、プリウスのように環境性能に優れた商品を開発するのも大事だし、国が法律で規制するといったことも必要だと思いますが、いくら商品が優れていても、より多くの人が関心を持ち、使ってもらわなければ意味がありません。そのためには、人々の意識を高めることが大切です。

この施設の役目は、そうした環境意識の啓発を図るためのものとご理解いただければと思います」と述べてくれた。

実は閉村となった土地をトヨタが購入したのがきっかけ

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そして設立の経緯についても語ってくれた。

話によると、かつてはここにも合掌造りの集落が存在していたという。入口の修復中の合掌造りはまさにその名残だ。

昭和40年代に集団離村がはじまり、終いには閉村となり、遊休地となっていた土地をトヨタが購入した。その後、長らく放置状態となっていたところ、1998年にトヨタ社内に設置された「環境部」が管轄となって、この土地をどう利用するかの検討会議が行われた。

そして前述のような場を提供しようという方向性で2000年に社内の決裁が下り、約5年の歳月をかけて建設されたというのだ。ちょうど世の中でも環境問題が何かと取り沙汰されるようになった時期とも重なり、タイムリーな話でもあった。

さらに、白川村、トヨタ、環境NPOの3者で、どういうことをやろうかと話を進めるととともに、それを母体とした新しいNPO法人も設立。役員を3者で分担し、現在33名いる職員も全国から募ったと小川総支配人は話す。

オープンから丸6年が経過したが、近年では年間に約1万4000人もの利用者が訪れており、子どもから大人まで幅広い年齢層の利用者が日本全国からやって来ているという。それも一般の方がほとんどで、意外やトヨタ関係者の割合は、それほど多くないそうだ。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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