2009年下半期ベスト・バイ・カー／清水草一(2/2)

【輸入車編】トータルベストカー／フォルクスワーゲン ポロ

個人的には、こういうあまりにも完成度の高いクルマは、買ってもやることがないから買わないけど、一般ユーザーの皆様には、文句なくオススメできる。

パッケージングがよくて走りがよくて燃費もいい。カーゴスペースだけは少し物足りないけど、リヤシートを畳むなど、ちょっとだけ工夫すればそれも解決。

これ一台あればクルマは十分なんだ！という充実感を味わえるはずだ。

あれもこれもという欲を捨て、「足るを知る」の精神で乗れる、高潔なクルマだよ！

【輸入車編】ベストハンドリングカー／フォルクスワーゲン ポロ

すばらしくよくできたクルマだよ！

いま日本に導入されているのは、1.4リッターNAモデルだけだから、あまり期待していなかったんだけど、すばらしいよ！

走っていて、作りの精度の高さにウットリできる。そしてこのコンパクトなボディ。自由自在に走れる感覚がステキだ。エンジンもビックリするくらい改良されてて、力強いトルクがあり高速巡航ならリッター20キロ以上走ってくれる。うーん、やるなぁ。

誰にでもオススメできる、最良の実用車だね！

【輸入車編】ベストデザインカー／シボレー カマロ

とにかくカッコいい！

日本人がアメ車に求めるマッチョなカッコ良さが凝縮されている！モチーフは60年代の初代カマロだけど、スポーツカーデザインというのは、ネタはほとんど出尽くしていて、いかに過去の遺産を再利用するかというのが極めて重要なポイントなんだよね。

フェラーリやアルファロメオを見ても、レトロモダン路線は主流であり、ユーザーも望んでいる！アメ車はこれでいいんだよ！