トヨタ 新型マークX 新旧比較(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:原田淳/茂呂幸正
初代より熟成された新型マークX
マークXは、かつての「マークII」が進化したもので、現行モデルより一つ前の型が初代モデルであった。
マークIIからマークXに名前を変えたのは、搭載エンジンを直列6気筒からV型6気筒に変更するとともに、基本プラットフォームを新設計したためだ。クルマそのものが大きく変わったことに合わせて、名称も変更した。
新型の2代目マークXでは、基本プラットフォームは初代モデルを流用している。
搭載エンジンも3リッターが3.5リッターに排気量アップされるなどの変更はあったが、搭載エンジンがV型6気筒、基本の駆動方式がFRであることなどは共通だ。
このため、今回のモデルは従来のモデルを継承して発展させた”キープコンセプトモデル”といえる。その分だけ新鮮さに欠けるきらいがあるのは否めないが、2代目は熟成が進んで完成度が高まっている。
新型マークXでは、大きく3つのシリーズを設けたのも特徴。スタンダードタイプのほかに、スポーツタイプ、プレミアムタイプが設定され、それぞれに個性的な外観デザインや仕様が与えられている。
初代マークXでも、グレードとしてSパッケージやプレミアムが設定されていたが、新型マークXではそれが明確なシリーズとして設定された。
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