トヨタ版スカイアクティブが“TNGA”だった!次世代はエンジンもミッションもTNGAに(2/2)
公開日:
最終更新日:
- 筆者: 国沢 光宏
TNGAとSKYACTIVの違いは?
この考え方、カンペキにスカイアクティブと同じである。
今やマツダは大半のエンジンを同じ生産ラインで作っているのだった。プラットフォームも同じ。世界中の工場で大半の車種を、新しい技術や高い目標レベルで開発した共通コンセプトのプラットフォームにしようということ。
大きな違いはマツダが「このままだと会社が無くなってしまう」という崖っぷちに追い込まれたため、今までの開発/生産方法を全面的に変えることを考えたのに対し、トヨタの場合「もっと良いクルマを作る」という豊田章男社長の強い意志で全面刷新を決めたという点にある。
具体的に言えばスカイアクティブは主として効率を追求するための技術であり、「夢」や「楽しさ」など感じさせる内容は薄い。
TNGAの今後の展開を聞くと、効率だけでなく楽しいクルマを作るための技術も豊富に揃っていた。このあたりが伸び悩み傾向を見せているマツダとトヨタの違いかもしれません。
[Text:国沢光宏]
この記事にコメントする