autoc-one.jp 記事・レポート 特集 日本にない日本車 【日本にない日本車】トヨタ アイゴ/桃田健史

日本にない日本車 2014/3/19 19:30

【日本にない日本車】トヨタ アイゴ/桃田健史(1/3)

関連: トヨタ Text: 桃田 健史
【日本にない日本車】トヨタ アイゴ/桃田健史

いきなり「×(バツ)」かよ!?

トヨタ アイゴ

「オーマイゴッー(ド)!」

「なんじゃ、こりゃ!」

「吓了一跳(ビックリした)!」

トヨタの新型「AYGO(アイゴ)」がジュネーブショーの舞台に登場直後、詰めかけた世界各国のメディアから驚きの声が連発!!

大手自動車メーカーのデザイナー出身、ベテラン日本人ジャーナリストは「AYGO」のフロントマスクを見て、こう表現した。

「これはX(エックス)じゃなくて、×(バツ)です!」。

トヨタ アイゴ

これぞ、トヨタの狙い通りだ。メディアも、そしてその登場をネット上で見ていた欧州の人々も、まんまとトヨタに「やられた」のだ。9年ぶり、第二世代へと進化したトヨタの欧州向けコンパクトカー。最大のウリは、デザインだ。つまりは、日常生活のなかで「いかに目立つか」、「いかに自分らしさを表現するか」だ。

新型「AYGO」のデザインの根底に流れているのが、「東京アーバン」だ。そして、「JPOP」、「Jファッション」だ。オシャレ番長だ、「やりたいことやろう」だ、「楽しくなきゃ人生なんてつまんねぇ~」だ。

日本にいると、日本の若者文化がどれだけ特殊か、なんて気にしないだろう。日本の若者が自己表現がどれだけ得意だなんて、分かっていないだろう。

トヨタ アイゴ

でも、ヨーロッパに来てみて、アメリカに来てみて、パリで、NYで、ロンドンで、フランクフルトで、即座に感じるはずだ。

「あれ~、外国人って、以外に地味じゃない?」。

そう、彼らのファッションはとっても地味だ。若者の標準ファッションはTシャツ+Gパン。冬場になったら厚手のオーバーコート。日本のファッション雑誌で紹介される「海外現地の外国人」は、結構なお金持ちだったり、ごく一部のファッションセンスが優れた人たちを「大きく扱っているだけ」なのだ。

トヨタ アイゴ

欧州で若い世代が購買層の中心となるコンパクトカー。そして当然、コンパクトカーは庶民の足。

ということで、欧州大手のWもフィアットもPSAも、コンパクトカーは「ステレオタイプ(一般常識を優先する全方位的な感覚)」な商品イメージ。

これが、常識だった。

その欧州の常識を、新型「AYGO」がブチ破ったのだ!

トヨタ アイゴ

世界で最も若者ファッションが、特異な方向へ進化していると言われている、日本。その中心地である、世界的なアーバンワールド・東京。そのテイストを満載したコンパクトカー、それが新型「AYGO」だ。

ただし、これは「地味な欧州」でやるから「目立つ」のだ。「派手な日本」でやっても「目立たない」。これが、トヨタが練りに練った「商品戦略」なのだ!

「AYGO」とは本来、「I」が「GO」。自己表現の塊。新型「AYGO」こそ「AYGO」のあるべき姿である!

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