トヨタ86 カスタマイズ大作戦 その4 with TOM’S(3/3)
- 筆者： 今井 優杏
最もドライブフィールに影響するアシまわりへの大幅カスタマイズ敢行ということで、取材の最後にしっかりと試乗し、しかも装着してしばらく経った、いわゆるアタリの付いた状態を判断するために後日もう一度試乗してみました。
装着当日はそれほどに感じなかった突き上げ感ですが、ある程度のアタリをつけてみたら…ものすごくゴツゴツします(笑)。
特に道路の継ぎ目や段差などはとにかく繊細に拾うので、その揺れに慣れるまでが大変。車高を下げ、そしてインチアップをし、タイヤもスポーツタイヤに履き替えているので仕方がないのですが、居住性がいいとは決して言えない状態。
しかし実はノーマルでも結構突き上げ感のある86。そういう意味ではここまでのカスタムでこの程度の入力に収まっているならば、悪くないかもなと思えるような程度ではありました。
つまり、ハンドルを取られて怖い思いをするほどバタバタすることはありえませんが、恐らく同乗者から「揺れるね」と言われてしまうくらいの突き上げはあるということです。
しかもさらに言えば、欲張って履かせたミシュランのパイロットスーパースポーツもクルマの挙動に変化を与える原因のひとつ。
86のパワーにタイヤのグリップが勝ってしまい、少し挙動がバタついてしまうのです。制動の際もハイグリップなせいでエンジンブレーキが余分にかかってしまっているような感覚を覚えますから、やっぱり転がりは良くないと言えます。やっぱり86にパイロットスーパースポーツはちょっとオーバースペックなのですね。もうワンランク下のモノのほうが、普段使いには十二分に楽しいはずです。
でもね、一旦クルマを降りて外から眺めるとこれがまぁ、ウットリするくらいカッコイイんですよ！
特に足元がガンメタになったことで、キュッと印象が締まり、とっても「男臭い」86が誕生しました（もちろんイイ意味なんだけど！）。
これはクルマ好きというよりメカ好きにウケそう！
かくいうオートックワン編集長Y氏もかなりの御満悦で、「ゴツゴツ？そんなものまったく気にならないよ！」とヤニ下がっておりました。とにかくオートックワン号に乗るのが楽しい！というY編集長、カスタマイズにみっちりハマり込んでしまったみたい。
私的には17インチアルミ鋳造の白いホイールで、車高を下げるっていうのが好みかな。
恐らく男女の好みの差も現れるであろうカスタマイズ、なんだか心理的にもとっても深いモノであるような気がしてきました(笑)。
さ～て、こんなにイジったのに他にどこをカスタムするっていうの?!
実はもうネタは決まっているのですよ……フフフ。
次号も震えて待て！！！
今回の86オートックワン号の装着パーツ
◆全長調整式・車高調整キット（試作品・価格未定）
◆86用18インチ鋳造アルミホイール「TM-03」￥29,400（税込）
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↓ これまでの86 TOM'Sカスタマイズ ↓
トヨタ86 カスタマイズ大作戦 その1 with TOM’S←その1はコチラ
トヨタ86 カスタマイズ大作戦 その2 with TOM’S←その2はコチラ
トヨタ86 カスタマイズ大作戦 その3 with TOM’S←その3はコチラ
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自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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