トヨタ シエンタ 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
CVTは登降坂制御システムを組み込んだ使いやすいもの
シエンタに搭載されるエンジンは2WD(写真左)、4WD(写真右)ともに1.5リッターの1NZ-FEを搭載する。最高出力は2WD用が110馬力、4WD用が105馬力となる。2WD用エンジンはエンジン内部の摩擦抵抗を徹底して低減するため、ピストンリングの張力やピストンスカート部分への低フリクション材のコーティングなどを行ったほか、シリンダーヘッド部分を新設計としている。また、大量のEGR(排ガス再循環)を行うことでポンピングロスの低減も高まっている。
ミッションは2WDがCVT、4WDが4速ATが組み合わされる。CVTはスポーツドライブモードやスノーモードに加えて、登降坂制御が行われるタイプ。4WDはビスカスカップリングを使うVフレックスフルタイム方式を採用する。
サスペンションはフロントがストラット、リヤは2WDがトーションビーム方式、4WDがダブルウイッシュボーンを採用。EBD式付きのABS&ブレーキアシストや、デュアルエアバッグ(サイドエアバッグはX・Eパッケージを除きオプション)を装備。50km/hの50%オフセット前面衝突にも対応するボディを採用する。
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