トヨタ プリウスα 試乗レポート/藤島知子(2/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正
シンプルながら馴染みやすい新設計のインテリア
プリウスαのインテリアをみると、ダッシュパネルは新設計だということがひと目で分かる。
楕円形のハンドルやブルーのシフトレバーなどはプリウスらしいけど、エコな走りを意識させて低燃費走行を促すデジタルメーターは、環境をイメージさせるグリーン系を用いていて、照明色も新しい。
吹き出し口などの造形は、未来的というよりもむしろオーソドックスに映るけれど、他のクルマから乗り換えても自然に馴染める感じがする。
シンプルながらも優しい造形で描かれたインテリアについてはモダンな印象で、エアコン、ナビ周りは運転中も直感的に操作がしやすいように大きめのスイッチを採用。
なかでも、エアコンの温度、風量、吹き出し口のモード切り替えが一つのコントローラーで操作できるピアノブラックがあしらわれた大きなスイッチは操作感が小気味よく、その『ちょっといいモノ感』が何だか嬉しい。
内装色はグレードによって設定が異なり、クリーンで知的なイメージの『アクア』とモダンで洗練されたイメージを目指した『グレー』の2色を用意。
シートについては、国内仕様に本革シートの設定はナシ。ファブリックのみとなり、標準タイプと上級ファブリックが用意される。
なかでも、プリウスα『G』に設定されている上級ファブリックは光沢感のあるテクスチャーで、銀粉を不規則に散りばめた繊細な模様がとってもオシャレ。
対して、標準タイプは無地で模様が入っておらず、プレーンで勝負する割には生地のテクスチャーはあまりに普通すぎる。
「イマドキのハイブリッドカーをオシャレに乗りこなしたい!」なんていう場合は、アクア色の上級ファブリックシートの『G』を選ぶほうが、プリウスα購入後は断然幸せになれるんじゃないかと思う。
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