トヨタ パッソ／ダイハツ ブーン 試乗レポート｜藤島知子(3/3)
- 筆者： 藤島 知子
- カメラマン：オートックワン編集部
リアル目線でモノを選ぶ女性達にどう受け止められるのか
今回のパッソやブーンの取り組みは、心地良い環境に身を置きたいと願う女性の気持ちを受けとめてくれる、ありがたいものばかり。
100万円台から購入できるスモールカーだからといって決して手を抜かず、あったらいいなと思う装備を積極的に取り込むことで、日常を心地よく過ごすことができる自分にピッタリの一台になってくれるに違いない。
例えば装備。ベースとなるポケッテリアは照明付きのポケットを設定していたり、細かいところでいえば、パチリとした操作感が心地よいコンビニフックも、既存のものよりも使いやすい配置に見なおされている。
オプション設定の『ナノイー＊ドライブシャワー』はドライブ中に負担が掛かりやすいお肌をいたわる、いま流行りの『ながら美容』が楽しめるありがたい装備のひとつ。
また、クマのぬいぐるみを連想させるムクムクとした風合いのフロアマットなど、あったらいいなと思うアクセサリパーツを欲しいものだけチョイスできるのも、開発と連動しながら画期的な商品が生み出されていった恩恵であって、ベース車両では補い切れない領域にさらなる幅をもたらしている。
いつの時代でも、よりよいライフスタイルがイメージできるクルマに魅力を感じてしまうもの。
トヨタとダイハツが仕掛けた女子的視点で生み出された画期的なクルマが、リアル目線でモノを選ぶ女性達にどう受けとめられていくのかと想像すると、数年後が楽しみで仕方がないのは私だけだろうか？
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通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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