トヨタ マークX 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)

トヨタ マークX 試乗レポート/岡本幸一郎
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2.5リッターV6でも不満を感じない十分な走り

エクステリアは、3眼のヘッドライトは初代よりも強調され、さらにはリアコンビランプもフロントに合わせたデザインとした。キャラクターラインやボディパネルの面質なども躍動的で新しい感覚がある。サイドビューもスタイリッシュで、今ではスペース確保のため猫背っぽい形のセダンが増えているが、マークXのそれは、伸びやかなラインを描いているところも好感を持った。

初代が出たとき、奇抜なデザインが年配者に受け入れられないのではと感じたものだが、それほどでもなかったようだし、そのテイストをより現代的にアレンジした2代目は、新しさがありながらも、むしろ普遍性の割合も増して、より日本的になったようにも感じられる。

広がり感とドライビングプレジャーの両立を目指したというインテリアは、グッと高まったクオリティ感が好印象。もう「プアマンズ・クラウン」なんて呼ばせない。円筒形状のオプティトロンメーターなど、新しい試みも興味深い。色調や素材など、3タイプそれぞれ個性が表現されているが、個人的にはブラック基調のスポーツタイプが気に入った。

エンジンは、2.5リッターと3.5リッターのV6という2種類で、全車にスーパーインテリジェント6速ATが組み合わされ、スポーツタイプにはパドルシフトも付く。2.5リッターには4WD車も用意されるのは従来と同じ。2.5リッターの4GR型は直噴仕様で、レギュラー仕様とされたのがポイントだ。

3リッターの3GR型に代えて設定された3.5リッターの2GR型は、すでにレクサス各車やクラウンにも採用されている、例の直噴+ポート噴射のエンジン。

両者の差は、さすがに1リッターも違えば、上り勾配や中間加速ではそれなりに大きいが、販売比率が圧倒的に上になるであろう2.5リッターでも不満は感じない。ただし、より上の境地を味わいたければ、3.5リッターを選んでおけば、それなりに感じるものはあるということだ。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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