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新型車解説 2016/6/21 21:01

エンジンかけずに自分で発電!?新型「プリウスPHV」、2つの“世界初”が凄い!(3/3)

関連: トヨタ プリウスPHV , トヨタ プリウス Text: 渡辺 陽一郎 Photo: オートックワン編集部
エンジンかけずに自分で発電!?新型「プリウスPHV」、2つの“世界初”が凄い!

ヒーターの為にエンジンが掛かってしまう、従来のプリウスPHV

トヨタ 新型「プリウスPHV」

前頁のソーラー充電システムと併せて注目されるのが、こちらも世界初のガスインジェクション機能を備えた「ヒートポンプ式オートエアコン」。冬季における快適な暖房と、高効率なモーター走行を可能にする。

電気自動車を筆頭に、モーターで走るクルマの大きな課題とされるのが「暖房」だ。従来のエンジン車であれば、不可避的に生じるエンジンの熱を利用して車内を容易に暖めることができた。

ところが、モーター駆動のクルマは難しい。電気自動車には熱源がないから、PTC素子を組み合わせた電熱線式ヒーターなどを使う。これは電力の消費量が大きい。

電気(EV)だけで走れる価値を高めた

トヨタ 新型「プリウスPHV」

従来型のプリウスPHVでは、ベースのプリウスと同様にオートエアコンを装着していた。

消費電力の少ないステアリングヒーター、高効率な暖め方をするシートヒーターも備えていたが、それでも足りずにオートエアコンを作動させると、モーター駆動のみの走行時でもエンジンが始動してしまう。要は暖房の熱源とする目的でエンジンを始動させるのだから、もったいない話である。

またプリウスPHVでは、短距離の外出などを充電された電気(EV)だけで走れることに価値がある。この段階でヒーターのためにエンジンが始動したら、PHVとして機能する場面が大幅に減ってしまう。

開発者は「ヒーターについてはお客様からも疑問の声が聞かれた」と言う。

新型プリウスPHVは冬季も経済的で快適に過ごせる!

トヨタ 新型「プリウスPHV」

そこで新型プリウスPHVは「ヒートポンプ式オートエアコン」を採用する。

同様の仕組みは日産 リーフにも追加設定されている。ヒートポンプはエアコンに使われる冷媒を利用して外気を取り込み、ポンプで圧縮することによって高温にする。これに車内の冷えた空気を当てて暖める仕組みだ。この方式であれば、消費電力は圧縮ポンプの作動だけなので、電熱線式ヒーターなどに比べると負荷が小さい。

だが、新型プリウスPHVではこのヒートポンプ式オートエアコンに、ガスインジェクションの機能も組み込む。外気温が特に低い時には暖房の効果が下がるので、一度車内に放熱された冷媒の一部を圧縮ポンプに戻すことで、暖房効率を高める。

ほかのメリットとしては、スマートフォンなどを使ったリモートコントロールで、出発前にヒーターを作動させて車内を暖めておくことも可能だ。なお、少ない消費電力で即座に暖まるステアリングヒーターとシートヒーターも、引き続き採用する。

新型プリウスPHVであれば冬季のドライブも快適に、しかも経済的に楽しめるだろう。

[Text:渡辺陽一郎]

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