トヨタ プリウスα グレード比較(2/3)

 プリウスα／2列シート・5人乗り仕様

2列シートである5人乗り仕様は、大きく「S」と「G」の2グレードに分けられている。

Sは「Lセレクション」「ツーリングセレクション」「S」の3グレードがあり、Gには「ツーリングセレクション」「G」の2グレードの設定がある。

プリウスαは、5人乗りだけで5タイプもあるのだ。

プリウスα／S Lセレクション（5人乗り・2,350,000円）

プリウスには「L」というグレードがあって、これが燃費と価格の両方がスペシャルなグレードになっていたが、プリウスαではLグレードは無い。

代わりに「S Lセレクション」が設定されているが、プリウスαは全グレードとも燃費のデータが同じ（10・15モードで31.0km/L）なので、燃費スペシャルというワケではなく、価格を訴求したグレードだ。

ただ「S Lセレクション」では、アルミホイール／フォグランプ／運転席上下アジャスター／センターアームレストなど最低限必要と思われる装備も付いておらず、さらにHDDナビゲーションやインテリジェントパーキングアシスト、LEDヘッドランプなどをオプション装着することもできない。

「S Lセレクション」はプリウスαの中でも最も安価なベースグレードではあるが、装備面で一般ユーザーにはお勧めしにくい。

プリウスα／S（5人乗り・2,500,000円）

「S」は前述のS Lセレクションに対し、16インチタイヤ＆アルミホイールやフォグランプなど、最低限の装備が標準装着され、オプション選択の自由度も高まる。

この「S」グレードが、プリウスαを買う際の基準グレードと考えていいだろう。

プリウスα／S ツーリングセレクション（5人乗り・2,800,000円）

「S ツーリングセレクション」は、

17インチタイヤ＆アルミホイール／前後バンパースポイラー／LEDヘッドランプ／撥水＆UVカットフロントドアガラス／本革巻きステアリングホイール／スマートエントリー＆スタートシステム（Sは運転席のみで、ツーリングセレクションは助手席やバックドアにもスマートエントリーとなる）

などが装備される。

なお、カタログには表記されていないが、プリウスのツーリングセレクションではショックアブソーバーの仕様まで変更されており、プリウスαでも同様の仕様差が設定されているものと見られる。

上記の装備差は大きいものの、それだけで「S」と「S ツーリングセレクション」が25万円も違うのでは、価格差があまりにも大きすぎるからだ。

プリウスα／G（5人乗り・2,800,000円）

「G」は、Sに対して、

LEDヘッドランプ／IRカット機能付き高遮音ガラス／撥水＆UVカット機能付きフロントドアガラス／スマートエントリー＆スタートシステム／クルーズコントロール／上級シート表皮／運転席側ソフトレザーインパネ／植毛ピラーガーニッシュ／イルミネーテッドエントリーシステム

など、様々な装備が設けられている。

決定的となるような装備・仕様差は無いものの、細かな部分にまで違いが設けられているので、Sよりも「G」のほうが満足できるグレードという印象だ。

購入検討されている方は、この装備の違いをじっくりと考えた方が良いだろう。

プリウスα／G ツーリングセレクション（5人乗り・3,000,000円）

Gにも、Sと同様に「ツーリングセレクション」が設定されている。

「G ツーリングセレクション」は、Gに対し20万円高の300万円ちょうどの価格が設定されている。

Gに対して「Gツーリングセレクション」は、17インチタイヤ＆アルミホイール／前後バンパースポイラーが追加される。

これで20万円の価格差はちょっと大きすぎる印象なので、ショックアブソーバーの仕様など、足回りのチューニングに違いがあると見られる。