金子浩久VS小沢コージの2009年上半期ベスト・バイ・カー総論/国産車 編(2/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
本当にいいデザインはオリンピックと一緒!?
小沢:お次、個別評価行きますけど、私のベストデザインはアクセラです。コイツは個々のデザインもそうですけど、マツダ全体のデザインの凄さですよね。
本当はカーデザインって個々以上に、メーカー毎に安定してるかどうかだと思うんです。その点、マツダはデミオ、アテンザ、アクセラと一定してて、どれも筋肉質かつ塊感があってカッコいい!
一部某フランス車に似てるって話がありますが、あれはマツダがヨーロッパレベルで主張あるデザインが出来てるってことですよ。逆に言うと某国産高級車ラインは主張がないし、ジミなだけ。
金子:ちょっと弱い。本当は日産キューブを評価したいところだけどな。あれこそ日本発のオリジナルデザインだし、ジャパネスクデザイン。グローバルに見ても主張と力がある。
小沢:同感!でも惜しむらくは、出たのが去年ですからね。というか、本当にいいデザインなんて、オリンピックと同じで何年かに一回出ればいい方ですよ。そう考えると、今年は今までのデザインの踏襲かつ延長路線で御の字。ちなみに金子さんは三菱アイミーブですが。
金子:あれこそミニマリズム、そぎ落としの美ですよ。無駄な物を取り除き、残った力強い線のみで作られている。
小沢:カタチが機能を現していると。ドイツのバウハウスデザインの現代版ですよね。でもなんかインパクトないような・・・。
金子:既に軽のアイが3年前に出ちゃってるからな。新鮮味がないんだよ。でも、あのミッドシップデザインは、本来電気自動車の為にあった。あれで中身と外見が初めて一致した。アイミーブが、アイという優れたカーデザインを完成させたんだよ!ただし、後出しじゃんけんでインパクトがないけど(笑)。
小沢:では、とりあえずマツダ アクセラの勝ちということで。
金子:あとシミピー推薦のレクサスRXってのと、IS250も評価されてるけど。
小沢:RXは独特の鉄仮面マスクがいい味だしてますけど、IS250hは雰囲気美人だと思うんですよ。日本人ってオープンカーとなるとどうにもご祝儀相場になっちゃうようで、ミニスカートだと誰でも美人に見えちゃうという・・・(笑)。
金子:RXはあのリモートタッチが良かった。インパネのニューインターフェイスがね。まるでパソコンのマウスみたいで新鮮。
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