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自動車評論家コラム 2015/9/14 16:20

新型プリウスは走りを我慢するエコカーからの脱却を図る(2/2)

関連: トヨタ プリウス Text: 清水 和夫 Photo: トヨタ自動車
新型プリウスは走りを我慢するエコカーからの脱却を図る

運動性能が大幅に向上すると期待できる

トヨタ 新型プリウス(4代目)

さて、私がもっとも気にするのは、やはり走りである。乗り心地や操縦性がどのくらい進化しているのか。「走りを我慢するエコカー」からの脱却が期待される。

発表された北米仕様は全長がプラス60mmの4,540mm、全幅はプラス15mmの1,760mm。ホイールベースは先代モデルと同じ2,700mm。ただし、全高はマイナス20mmの1,470mmと低くなっている。

このようにTNGAでは低重心化は図られるので、運動性能が大幅に向上すると期待できる。低重心化でボンネットやダッシュボードの高さが下がれば、ドライバーの視界も良好となり、安全運転に貢献できそうだ。

また、空気抵抗係数Cdも下がるので、高速燃費の向上につながる。目には見えないが、エンジンなどの搭載位置も下げられ、車両の重心点は20mm前後、低くなるかもしれない(TNGA発表資料からの推測)。低重心化に伴い、前後の重量配分も最適化されそうだ。

予防安全でも「Toyota Safety Sense P」を採用

トヨタ 新型プリウス(4代目)

運動性能と乗り心地を決定づける車体剛性も大幅に向上している。レクサスから始まったレーザースクリュー方式の溶接技術で車体がしっかりと接合され、さらにホットスタンプ(熱間プレス)も採用される。

結果的にねじり剛性はプラス50%以上。要となる部分剛性も高まり、走る楽しさと快適性ではVWゴルフとも勝負できる性能を実現しそうだ。

期待される運転支援の予防安全はどんなレベルで搭載されるのだろうか。

すでにトヨタが発表している先進安全のうち、プリウスには「Toyota Safety Sense P」(セイフティセンスP)が採用される。

2015年末、日本市場で販売開始予定

ラスベガスでワールドプレミアされた新型プリウス

このシステムはミリ波レーダーと単眼カメラのセンサーフュージョンを使い、総合的な予防安全を実現する。たとえば、自動ブレーキAEBは車両だけでなく、歩行者も検知できる。

さらにカメラは車線を認識するので、車線逸脱防止も可能だ。また、ミリ波がもっとも得意な遠くのターゲットを認識できるので、高速道路では追従可能なクルーズコントロールの機能を持つ。

新型プリウスは2015年末、日本市場で販売開始となる予定だ。

[Text:清水和夫]

筆者: 清水 和夫

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