autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート トヨタ プリウス 試乗レポート/小沢コージ 編

試乗レポート 2009/5/30 05:30

トヨタ プリウス 試乗レポート/小沢コージ 編

関連: トヨタ プリウス Text: 小沢 コージ Photo: 原田淳
トヨタ プリウス 試乗レポート/小沢コージ 編

初めての携帯電話を思い出します!

新型プリウスのナニが良いって「誰にも後ろ指を差されない」ことだ。燃費が事実上世界一良くって環境に良いだけではない。発表1週間で受注10万台超!間違いなく日本最多記録であり「みんなが気になる欲しいクルマ」である。まずもって後ろ指を差されない。

同時に見逃せないのは、1年後には全く逆の「誰でも乗っている当たり前のクルマ」になることだ。なんせ日本だけでも20万台近く出回る予定。つまりここ1年間で「優越感」と「凡人感」を1台で味わえる希有な存在なのだ。つまり、コイツは事実上の「市民革命」であり「ハイブリッド革命」。その昔、携帯電話を最初に持った時に優越感あったでしょう?しかし今はないよね。それに近い自動車の価値観の変動がここ数年で行われるのである。それを身を持って体験できるのは間違いなく楽しい。ただ、その「逆下克上」を味わえる期限はわりと短い。買うなら急げ!

それから「乗せる人を驚かせられる」のもプリウスのメリット。初代、2代目に乗ってた人は感動しないかもしれないが、初めて乗った人は電気自動車みたいな静かさに間違いなく驚くし、独特の波乗りみたいな加速感にも驚く。総じて透明感のある不思議な高級感を漂わせており、言わば「酔わない美味しいビール」のような存在。そのビックリ性能は初代、2代目より間違いなく上だ。そうそう、プリウスは人を詩人にさせるという点でも面白い。

それから前のプリウスに乗ったことがある人でも、新型は時に時速70キロまでEV走行ができることに驚くかもしれないし、全体の静粛性、高級感の高まりにも驚くだろう。

一方、少々ガッカリするのは、人にもよるがガンガンにアクセルを踏むと燃費がそれなりなことだ。私が最初、なにも気にせず首都高と街中で乗ったら燃費メーターで、リッター22キロ。業界人的には十分良いが、思い込みの激しい人でリッター38キロじゃないの?って人もいるだろう。いないか?それから相変わらずステアリングフィールが少々希薄。それが独特の透明感のある走りに繋がるのだが、物足りないと受け取る人もいるんじゃないか。

それから205万円で話題の「L」グレード。さして問題はなかったが、オーディオレスで、リアワイパーやフロントフォグランプをオプションで選べないし、スマートエントリー&スタートシステムも運転席のみ。あと装備以外に吸音材などが少なく、それを聞くとついぞ15万円高い「S」を選んじゃうと思う。あるいは17インチホイール装備でもっとステアリングフィールの濃い40万円高のツーリングセレクションか。ま、それでも十分安いけどね。

トヨタ プリウス 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

トヨタ プリウス の関連記事

トヨタ プリウスの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

トヨタ プリウス の関連記事をもっと見る

トヨタ プリウス の関連ニュース

トヨタ 新車人気ランキング  集計期間:2017/6/21~2017/7/21