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試乗レポート 2009/5/28 12:00

トヨタ プリウス 試乗レポート/河村康彦 編

関連: トヨタ プリウス Text: 河村 康彦 Photo: 原田淳
トヨタ プリウス 試乗レポート/河村康彦 編

ある種の“エンターテイメント性”が長所!

まさに“隔世の感”を教えられる仕上がりぶり・・・1997年にデビューの初代モデルを、「これはとりあえず試してみるべき1台」と速攻で手に入れた自らにとっては、今度のプリウスはまずはそのように実感出来る存在だ。

ちょっと元気良く走らせると、加速能力が低下している事をドライバーに知らせる“亀マーク”がたちまち点灯し、実際に軽トラックにすら抜かれかねないほどの情けない鈍重さを披露してくれたのが初代プリウス。が、最新モデルのどんなシーンでも不足を感じさせない動力性能は、もはやそんな初モノとは比べるべくもないほどに素晴らしいものだ。

また、新型のそんな動力性能が単に不満のない加速力を実現させているというだけでなく、「ガソリン車と電気自動車の双方の魅力を味わえる」というある種の“エンターテイメント性”を備えている点も見逃せない長所として挙げておきたい。

具体的に言えば、高速道路での力強い追い越し加速感などはエンジンによってもたらされていると実感出来るものだし、アクセル操作に対して遅れのない発進応答性や、前述のようにエンジンが威力を発揮する以前の追い越し加速初期の加速Gの演出などはモーターの働きによるものと納得出来る。

もちろん、「EVモード」を使っての抜き足差し足(?)による深夜の帰宅可能である点はトヨタ方式のハイブリッドカーならではだ。そして、最大の関心事であろう驚異の燃費性能は、エンジンとモーターがお互いの弱点を巧みにかばいあう制御によって実現された相乗効果というわけだ。

一方、ハンドリング性能の向上が一部車種に限定をされたのはちょっとばかり残念。実は、従来型に対して大幅向上を実感出来るのは専用構造のタイヤやダンパー、パワーステアリング等が奢られたツーリングセレクション仕様のみ。

その他の“標準仕様”は相変わらずステアリングの手応えが少々頼りなく、直進安定性も明確に劣る印象が拭えなかった。また、こうした世界に誇れる先進モデルであるにもかかわらずパーキング・ブレーキが電動化されなかったのも残念。電力には事欠かない(?)ハイブリッドモデルであるだけに、ここは是非とも早期の実現を望みたい部分だ。

後席乗降性や居住性に課題を残したインサイトとは異なり、プリウスのキャビンは躊躇なくフル4シーターと呼ぶ事が出来る広々さも売り。ハイブリッドモデルとしてすでに3代目という“歴史と伝統”は、やはり伊達ではないという事だ。

筆者: 河村 康彦

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