素性がイイからカスタマイズも活きる!/TRD プリウス/ヴェルファイア試乗レポート(4/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:小林岳夫
走り始めた瞬間に解るドアスタビライザーの効果
アルファード&ヴェルファイア用の「ドアスタビライザー&ブレースセット」は現在市販化に向けて最終段階とのことだが、一足お先にアリ/ナシの2台を比較試乗することができた。
用意されていた車両はヴェルファイア、どちらもエアロと19インチタイヤ&ホイール以外はノーマルである。
その効果は走り始めた瞬間から誰でも解るレベルだ。
荒れた路面ではノーマルのボディはブルブル震え、足はドタバタするのに対し、TRD仕様はカチッとしている上にしなやかな足さばき…。また、センター付近のシッカリ感が増しているので外乱の影響を受けにくい。これは長距離走行時などの疲労度にも影響するだろう。
ハンドリングではリアの応答遅れが減ったことでコーナリング時の姿勢が作りやすくなっている。ノーマルはフロント2輪の負担が多いのだが、TRD仕様は4輪を上手く使えるようになっている。
また、操舵に連続性があるため舵も一発で決めることができ、少ない舵角で曲がれる。結果的にクルマの無駄な動きも減るのでノーマルサスペンションでもフラフラしない。恐らくドライバーだけでなく乗員の安心感も全然違うはずだ。
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