[試乗記]新型プリウスは、VW ゴルフやメルセデス・ベンツ Cクラスと並ぶ「世界の定番名車」になった(1/5)

[試乗記]新型プリウスは、VW ゴルフやメルセデス・ベンツ Cクラスと並ぶ「世界の定番名車」になった
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新型プリウスは、世界に誇れる1台になった!

トヨタ 新型 プリウス[4代目・50型]試乗レポート/河口まなぶトヨタ 新型 プリウス[4代目・50型]試乗レポート/河口まなぶ

新型プリウスに乗って最初に感じたことは、「トヨタを代表するモデルとして、世界に誇れる1台になった」ということ。

もちろん、先代モデルまでもプリウスは、ハイブリッドカーの先駆けとして世界で戦える1台ではあった。けれど実際に乗ると、どこか安普請なところがあったり、走りに物足りなさを感じたりと、細かな部分に悪い意味でのトヨタっぽさが垣間見られた。

しかし新型はそうしたことを全く感じさせず、思わず唸るほどの触感を備えていた。それはまるで、「VW ゴルフ」や「メルセデス・ベンツ Cクラス」などの世界の定番名車の新型モデルに初試乗したときと同様の感嘆でもあった。

要はそのくらい、新型プリウスは乗った瞬間から“出来の良さ”を伝えてきたのだ。

乗った瞬間からわかる「しっかり感」

トヨタ 新型 プリウス[4代目・50型]試乗レポート/河口まなぶ

一番印象的なのは、乗った瞬間からクルマがしっかりしているように感じること。まだ走らせてもいないのに、カッチリ感が伝わってくる。加えてシートに体がすぐに馴染んだことも意外だった。

よく優れたクルマを評する時に、“クルマを着る”という表現があるが、新型プリウスにはそうした感覚がわずかに感じられた。世界の名車と同じような感覚が、そこに感じられるようになってきたことを嬉しく思えた。

これは後に聞いた話だが、今回のプリウスはシートの製法を変更したという。これまでは成型されたウレタンをシート表皮で包んでいたが、今回はシート表皮にウレタンを注入して硬化させる一体成型を行ったのだという。

走り出した瞬間からわかる「完成度」

トヨタ 新型 プリウス[4代目・50型]試乗レポート/河口まなぶトヨタ 新型 プリウス[4代目・50型]試乗レポート/河口まなぶ

また驚きなのは、新たなパッケージとなって着座位置が59mmも下がったのに、それを感じなかったこと。全高も20mm低くなったが、逆に室内高は増しているからか、少なくとも前席へアクセスする際には低い位置に座る感じはしない。そしてこれらの要素が実際のフィーリングとして、良い印象を生んでいた。

そうしてパワーキーをオンにして走りだす。やはり乗り込んだ時と同じように、好印象が続く。クルマは走ってナンボというが、それこそタイヤのひと転がりである程度の印象をドライバーへと伝え、数十mでおおよその完成度を教えてくれる。そして日常の流れに乗れば、全体80%くらいは把握できる。

だから逆にいえば、低速でどう感じるかはとても重要なこと。世界の定番名車たちはここでの印象がすこぶる良い。そして新型プリウスもまた、タイヤのひと転がりから低速までの印象がかなり良いものだった。

しかもそれは、いわゆる日本のクルマとしてはなかなか実現できていない部分を手に入れていた、ということでもあった。

[良く出来た欧州のベーシックカーに通じる魅力とは・・・次ページへ続く]

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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