新型プリウスで最も買い得なグレードは?3月決算フェアで安く買えるのか!?(4/4)

新型プリウスで最も買い得なグレードは?3月決算フェアで安く買えるのか!?
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トヨタ全店で扱われる新型プリウスは、ディーラー間で比較したい

トヨタ新型「プリウス」プロトタイプ

値引きは新型車とあって少ないが、販売会社によってはメーカー/ディーラーオプションからの値引きを10%程度と積極的に行っている。

であるならばToyota SafetySense Pなどが標準装着される「A」よりも、オプション装着が可能な「S」の方が値引きの面でも有利だ。

プリウスはトヨタの全店(トヨタ/トヨペット/トヨタカローラ/ネッツトヨタ店)が扱うから、4系列間で条件を比べたり競わせたりして選ぶと良い。特に残価設定を含めたローンを使う時は、必ずディーラー間で比較したい。

ローンの金利、残価設定ローンの残価は、販売会社によって異なるからだ。同じ内容で見積りを取り、月々の返済額を確認したい。

納期は、最も短い「S」グレードでおよそ3ヶ月半

トヨタ新型「プリウス」

納期はグレードによって異なり、ニッケル水素電池を使う「S」は約3ヶ月半、リチウムイオン電池の「E」と「A」以上のグレードは約5ヶ月、本革シートの「Aプレミアム」は7ヶ月になる。納期が短い「S」は魅力だ。

先代型が登場した時は、受注開始の前倒しもあって発売後1ヶ月の受注台数が18万台に達し、納期も最長で約10ヶ月まで遅延した。新型については、ここまでの人気ではないようだ。

気になるのは「2016年3月の決算フェアで値引き額を増やせるのか」という点だろう。

2015年12月下旬に契約して、「S」の納期が2016年の3~4月だから、今後の契約で決算期に登録することはできない。なので販売会社の2015年度(2015年4月から2016年3月)の決算にも、もはや間に合わない。

トヨタ新型「プリウス」プロトタイプ

ただしトヨタとしては、今の受注実績はおそらく不満だろう。

先代型は1ヶ月の販売目標を1万台に設定していたが、新型は1万2,000台に増やした。「売る気満々!」で、駆動用電池も供給不足に陥らないようにニッケル水素とリチウムイオンの2本立てにしたが、少なくとも現状の納期を見る限り肩透かしを喰ったような状態になっているからだ。

特に今は国内販売が不安定で、2017年4月1日から消費税を10%に切り上げることが決まった。プリウスのようなエコカー減税が免税の車種では、取得税に代わる環境性能に基づく課税が緩和されても消費増税によって購入予算が増えてしまう。

となれば2017年3月末までの駆け込み需要も期待されるが、なるべく平準化して好調な売れ行きを維持したい。3月は増販期だから車検が満了する車両も多く、3月の登録が困難でも購入条件は好転するだろう。

なお今は昔に比べると「多品種少量生産」で、各メーカーとも軽自動車や一部のコンパクトカーやミニバンを除くと基本的に在庫車を持たない。受注してからメーカーに発注するため、大半の車種の納期が1~1ヶ月半になる。そこでいわゆる決算フェアも前倒しされ、2月に入ると積極的な販売促進を開始して、3月中に登録する体制になっている。

プリウスを買う時も、1月下旬頃には試乗を行って購入するグレードを決めて、決算フェアになったら各販売会社の条件を比較して、契約する段取りにしたい。この時には前述のように購入時の条件も好転する。

またこれだけの受注を抱えていると、不可避的にキャンセルも生じる。まずは通常通りの契約した上で「早期に納車したいので、キャンセル車両が生じた時には教えて欲しい」と伝えておくと、グレードやボディカラーが異なる場合もあるがキャンセルが出た時には教えてもらえる。

クルマは好きな時に好きな場所で出かけられる移動のツールだ。購入する時も、欲しいクルマを欲しい時に手に入れられるべきだが、プリウスはそうなっていない。ユーザーには不親切なことだが、諦める必要もなく値引きを含めて積極的に商談したい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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