トヨタ プレミオ試乗レポート(3/4)
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正
全車エコカー減税50%対象車へ
試乗車はプレミオの2.0G“スペリア パッケージ”。プレミオの中でも別格的な位置づけというと大げさかもしれないが、これまでも特別仕様車として存在したモデルが、好評につき、やや変更を加えた上でカタログモデルとしてラインアップされることになった。
そして縦格子状のフロングリルが上級感をアピール。インテリアも上質な本革仕様となっているほか、メーターや、チークブラウンの木目の色もスペリア専用で、シルバーの部分も光沢のあるものとするなど、上級セダンからのダウンサイジングにも応えることを意識した仕様に仕立てられている。
価格は270万円と、ベースの2.0Gに対して53万円も高いわけだが、価格相応の価値はあると感じられた。
搭載される2リッターエンジンに、これまでと変更はないが、さすがはプレミオに用意された最上級のエンジンらしく、余力が感じられる。同じエンジンを積むミニバン系の車種では、たいしたことないように感じたエンジンだが、プレミオは車両重量がそれほど大きくないこともあって、当たり前だがずっと軽やかな加速を示し、好印象だった。
また今回、1.8リッター車にバルブマチックが採用された。これにより、1.5リッターのみ2009年10月より選考して減税対応を図っていたところ、1.8リッター、2.0リッター車も含め、すべてがエコカー減税50%の対象となった。これについては、別の機会にレポートしたいと思う。
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