トヨタ ノア グレード比較(2/4)

YYグレード

ノアの中ではやや異色のグレードともなるのがYY。3列シートのミニバンではなく、2列5人乗りのシート配置としたモデルだ。

これは多人数乗車は必要ないが、遊び道具を積んで出かけるために大きなラゲッジスペースが必要というユーザーのニーズに対応したグレードである。

3列目のシートが装備されないことや、それ以外の快適装備などについても比較的シンプルな仕様とされていることなどから、2WD車で200万円を切る安めの価格設定がなされているのが特徴。

アウトドアやレジャーなどに出かけるときの足として、割り切ってクルマを選ぶユーザーのためのグレードと考えれば良い。

Xグレード

標準エンジンを搭載した中心グレードとなるのがXだ。

必要性の高い基本的な装備を標準で用意し、買い得感のある価格が設定されたグレードである。Xをベースに快適装備を追加したLセレクションが設定されるほか、特別仕様車のスマートエディションも用意されている。

ちなみに、Xではクリーンエアフィルター付き左右独立温度調整式フロントオートエアコンやワイヤレスドアロック、電動パワーステアリングなどが標準で、Lエディションになるとディスチャージヘッドランプ、オプティトロンメーター、助手席側パワースライドドアなどが標準装備となる。

いずれにしてもXやLエディションはベーシックなグレードであるため、カーナビなどの快適装備やS-VSC（横滑り防止装）などの安全装備をオプション装着する必要がある。

特別仕様車のスマートエディションでは、スマートエントリー＆スタートシステム、両側パワースライドドア、ステアリングスイッチ、コンライトなどが標準となる。価格も追加装備に応じて高くなっているが、必要性の高い装備が標準となるので便利な特別仕様車だ。