トヨタ 新型ヴィッツ 新型車解説(2/2)

女性向けグレード「Jewela」と唯一マニュアル設定のある「RS」

新型ヴィッツでは、世界初となる装備もある。それが「スーパーUVカットガラス」だ。

スーパーUVカットガラスは約99％のUVカット効果があり、フロントガラスのみならずフロントドアガラスにも採用された。これにより、ドライバーや助手席の日焼け防止に使用している手袋などと同様の効果が得られ、ドライブの際の日焼け対策が必要なくなっているという。

その他、フロントワイパーが1本式へ変更されていたり、三角窓の大型化により前方斜め視界が広がったりと、細かな使い勝手の面も向上している。

前述の通り、新型ヴィッツのエクステリアイメージはやや男性寄りとなったものの、女性を意識していないということではなく、ちゃんと女性向けのグレードも別途用意されている。

それは「ジュエラ（Jewela）」というグレードで、女性らしい「華やかさ」が添えられている。

具体的にはフロントグリル、モールディング、エアコン操作部にメッキが施され、内装色も専用の「トリュフ」色となっている。

ラクティスの「レピス」やパッソの「プラスハナ」のようなグレードと思って頂ければ良いだろう。

さらに、スポーティグレードを望むユーザーには嬉しい「RS」も設定された。

1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、ミッションは「CVT」と、RSにのみ「マニュアル（5MT）」が設定されている。

装備としては、グリルとリアバンパーに専用品が奢られているのはもちろんの事、ディスチャージヘッドランプや16インチアルミホイールも装備。

そして、パワステとサスペンションにRS専用のチューニングが施されており、レスポンスの良い操舵フィーリングと、安定したコーナリングでの走りが可能だ。

スタイリッシュな外観にクラストップの燃費で登場した新型ヴィッツ。

ハイブリッドカーをラインナップに揃えるホンダ フィットの人気を超えられるか、 また補助金終了後の販売数の落ち込みを回復させるような起爆剤となるのか？要注目だ。