トヨタ パッソ 新型車徹底解説(2/6)
- 筆者:
ヴィッツよりもコンパクトなボディを採用
パッソはトヨタのなかではもっともコンパクトなモデルということになる。そこでその上のクラスとなるヴィッツとサイズを比べてみよう。
まず、ホイールベースだがパッソ&ブーンは、ヴィッツにくらべて70mm長い2440mmのホイールベースを採用する。全長はヴィッツよりも45mm短い。つまり前後オーバーハングの合計ではなんとヴィッツよりも115mmも短縮されていることになる。これは運動性能や乗り心地に大きく影響する部分だ。
ヴィッツの全幅は1660mm、パッソ&ブーンはそれよりも5mmだけ広い1665mm。全高は35mmほど高い。つまり、ヴィッツよりも短く、背が高いわけでこれは世界的なコンパクトカーのデザインの流れに添っているといえる。
兄弟車、しかもトヨタとダイハツというメーカーまでも違うクルマでありながら、エクステリア上の違いはエンブレムやバッチのみ。あらゆるコストを削ることがもっともユーザーのためになる、というコンパクトカーならではの割り切りが感じられる。
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