坂東正敬監督/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」(2/2)

坂東正敬監督/今井優杏の「あなたの愛車教えて下さい!」
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アリストのVIP仕様には理由(ワケ)がある!?

―マサ監督と言えば、現在のところスーパーGTでは最年少監督ですよね?

はい、実は好きでやってるわけじゃないんですけど(笑)成り行き上。

―最年少監督としての苦労はありますか?

いえ、歳はあんまり気にしてないんです。それよりも監督として気を付けていることは、自分に常にプレッシャーをかけ続けるということです。絶対チャンピオンを獲る!負けない!と。商売でもそう、これを売りますって言えば売らなきゃいけないんですよ。

だから、こう言っちゃなんですけど、俺は天才なんだ、俺は出来る!って思って生きてます(笑)。父(注:元レーシングプロジェクト・バンドウ監督、坂東正明氏)が現GTA代表というのもプレッシャーですよ。尊敬してます。

だけど坂東正明が97年から2006年までシリーズチャンピオンを獲ったのが1回に対して、僕は3年でチャンピオンを獲れました。それによって、父とはやっと同じところに立てたし、話が出来るようになったと思います。

昔は同じGT300クラスで、僕が違うチームを持って、そこで父と勝負をする、って思ってたんですけど、GTでは彼が現職を退かない限り無理なんで、ニュルとかルマンでなら、その夢も叶うかもなぁ、とは思ってるんですけどね。

―え?ニュルやルマンに出ようという気持ちがあるんですか?

ありますよ!というか、出ちゃうと思います、来年か再来年には。

―すごい!本当に?

はい、僕がその気になればそれくらい出来るでしょう。・・・って思ってます、何事も(笑)。

―いや、出て下さいよ!応援します!

うん、ルマンは車両的に少し難しいけれど、ニュルは出られると思うんです。ニュルには行ったことあるんですよ。ドイツに住んでるときに。

―え?ドイツに住んでたんですか?

18歳から21歳まで、サッカーで。レースで行ってたんではないんです。だから当時はレースには全く興味なかったんですけど、今チームを持って、改めてその凄さがわかりましたね。大体その当時の僕からしたら、24時間もぐるぐるぐるぐる同じとこ走って、バカじゃないの?みたいなこと思ったんですよ。

―それが今や監督(笑)

ニュルを走ったドライバーは必ず『病みつきになるよ』って言うんですけど、その秘密を知りたいとも思いますね。僕もニュルを走ったことはありますけど、レンタカーでたった1周ですから。

―楽しみにしています!それでは話を愛車に戻します。アリストは何用ですか?

坂東正敬監督と愛車のアリスト

ドレスアップのジャンルには“VIP”というのがあるんです。そのVIP界のカリスマ、と呼ばれてる人が年に一回富士スピードウエイでイベントをやるのに展示車両を出すことになって。でもVIPって?と。

その定義は何なんだ?と。黒くて低ければVIPなのか、それともベース車両が高級車ならVIPなのか?だったら作ってみよう、と。

―デモカーだったんですね!こだわりの箇所はどこでしょう?

坂東正敬監督と愛車のアリスト

5席全部がブリッドのシート、ドアパネルの内側にもブリッドのファブリックが入ってます。それとウエッズさんのホイールですね。マフラーがIS-Fっぽく4本出しになってるところもポイントです。

―VIPカーの定義、作ってみてわかりましたか?

未だによくわからないんですけど(笑)。

―(笑)コレ、いつ乗ってるんですか?

集金のとき。末締めで末払いなのにアレ?遅れてるぞ?って時にね、ハイエースはデニムで乗るんですけど、アリストは主に・・・ジャージで。

―(爆笑!)

そんな風なレアな楽しみ方が出来るクルマです。

―ではこのシルビアは何用ですか?

坂東正敬監督と愛車のシルビア

ドリフト練習用です。僕の師匠は織戸学(ドリフト出身のレーシングドライバー)なので、やっぱりドリフトはすごく近いところにあるんだけど、パーツのことも、パワーのことも、自分がやってないとお客さんと話が出来ないしアドバイスも出来ないでしょう?そのためです。あくまでも今は練習用です。

―こだわりポイントを教えて下さい。

アドバンのタイヤ、NEOVAです!あとドリフトの邦ちゃん(高橋邦明選手)のところ、クニーズのエアロですね。

―それでは最後の質問です。ズバリ、今欲しいのは?

ずっと旧車に乗ってたんですよ。ケンメリも持ってたし、古いカローラも乗ってた。昔のクルマに乗ると、今のクルマの良さがわかりますから。それにパワステも電子制御もない時代のクルマは、機械としてもファッション的にもカッコイイでしょ。

だからクジラクラウン(1971年に発売された4代目クラウン)は欲しいですね。あと、C63AMG!あれはカッコイイ、ルックスも何もかもすごく気になります。やんちゃな見た目もカッコイイですよね。

今井優杏の「取材後記」

レースについて、そして後進の育成についても熱いお話を聞かせて下さったマサ監督。その言葉の端々から、レースやファンに対する愛情、そして高い志が垣間見えました。

義理を重んじ、先輩を尊敬する謙虚で前向きな姿勢がチームを勝利に導くのではないでしょうか。

また、その語り口調から、厚い人望の理由が分かった取材でした。

坂東商会のショップにはファンの方がたくさんいらっしゃっていて、本当に人気のあるチーム、そしてショップなんだなあ、と感激してしまいました。

そしてファンの皆さんも個性的!個性派チームには個性派ファンが付く!んですね!

RACING PROGECT BANDOH オフィシャルHP

http://www.bandohracing.com/

マサ監督のブログ 坂東武露愚 第二章

http://ameblo.jp/bandoh19/

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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