autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート トヨタ カムリハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎 5ページ目

試乗レポート 2011/10/4 18:59

トヨタ カムリハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎(5/5)

関連: トヨタ カムリハイブリッド Text: 渡辺 陽一郎 Photo: 島村栄二/オートックワン編集部
トヨタ カムリハイブリッド 試乗レポート/渡辺陽一郎

同等の満足感を備えたコンパクトセダンの登場にも期待したい

豪華指向ではなく、スポーツ指向でもない、大人4名がリラックスして移動できることを特徴としたクルマ造り。この価値観は、カムリに限らず、今後のセダン全体に当てはまる方向性だと思う。

今では日本のクルマ選びの主力は、背の高いボディを持った空間効率の優れた車種。「低重心のセダンには操る楽しさがある」と訴求しても、説得力を持たない。

しかし、高重心のミニバンでは左右に振られやすい乗り心地が、セダンであれば横揺れが少なく快適と表現すれば、メリットを見い出すユーザーも少なくないだろう。

また、低重心に基づく優れた走りを「操る楽しさ」ではなく、「事故を未然に防げる危険回避能力」と置き換えれば、注目すべきセールスポイントになる。

いうまでもなく交通事故は、クルマにとって最大の欠点であるからだ。

特に長距離ドライブでは、危険に遭遇する機会が多い。子供は不快な横揺れでクルマ酔いを起こすこともある。安全と乗り心地に優れたリラックス感覚のカムリは、長距離移動用のクルマとしてピッタリだ。

トヨタ カムリハイブリッド

そして長距離を走ればガソリンの消費量も増えるが、ハイブリッドであれば最小限度に抑えられる。

選ぶ時に注意すべき点として、まずは大柄なボディがある。

新型ではサイドウインドーの下端の後方が少し高まったので、先代型以上に斜め後ろの視界が悪化した。加えてボディ後端のピラー(ルーフを支える柱)も太めだ。

車庫入れや縦列駐車を行って、取りまわし性に不満がないかを確認したい。

今後の展開としては、適度なボディサイズのSAIに新型カムリの良さを取り込んで欲しい。我々が住んでいるのは、北米ではなく日本。カムリと同等の満足感を備えたコンパクトなセダンが求められる。

カムリの流れが変わり、それがSAIなど幅広い車種に波及すれば、セダン全体の魅力が増すことに繋がるだろう。セダンを豊富にそろえるトヨタなら、そしてセダンのユーザーを手厚く守り続けるトヨタ系ディーラーの販売力があれば、日本のセダンを再び輝かせることができると思う。

トヨタ カムリハイブリッド 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

トヨタ カムリハイブリッド の関連記事

トヨタ カムリハイブリッドの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

トヨタ カムリハイブリッド の関連記事をもっと見る

トヨタ カムリハイブリッド の関連ニュース

トヨタ 新車人気ランキング  集計期間:2017/6/28~2017/7/28